(2005年11月21日 記)
(2007年2月 加筆修正開始)
『ジェットコースター殺人事件』 (原作第1巻 アニメ版第1話)
ジン(原作では銀色、アニメ版では茶色の長髪。長身。喫煙家)、
トロピカルランドにて、工藤新一にAPTX4869(アポトキシン4869)を投与。
ジン「こいつを使おう。組織が新開発したこの毒薬をな」
「なにしろ死体から毒が検出されない、完全犯罪が可能な代物だ。
まだ人間には試した事がない、試作品らしいがな」
『奇妙な人捜し殺人事件』 (原作第2巻 アニメ版第128話)
(※アニメ版タイトルは『黒の組織10億円強奪事件』)
組織の仕事を請け負った女性、宮野明美。
明美「約束したはずよ。この仕事が終わったら、私と妹を組織から抜けさせてくれるって」
ジン「そいつはできねー相談だ。奴は、組織の中でも有数の頭脳だからな」
「奴はおまえと違って、組織に必要な人間なんだよ」
(この場面で、「妹」のシルエットのみが示される)
ジンに撃たれた明美の所に、駆けつける江戸川コナン。
絶命直前、組織についての情報を遺す明美。
明美「謎に包まれた大きな組織よ。末端の私に分かっているのは、組織のカラーがブラックって事だけ」
「組織の奴らが好んで着るのよ。カラスのような黒い服をね」
『新幹線大爆破事件』 (原作第4巻 アニメ版第5話)
ジンとウォッカのコードネームが判明。
(※アニメ版では判明せず)
『ゲーム会社殺人事件』 (原作第12巻 アニメ版第54話)
組織員・テキーラ。
会社員・中島英明との取り引きの際、爆死。
コナン(今回わかったのは、中島さんが会社からこっそり持ち出した
全世界の有能なコンピュータプログラマのリストを、
黒ずくめの男たちが大金で購入しようとしていた事だけ)
(※アニメ版では、ジンとウォッカのコードネームが判明)
『黒の組織から来た女』 (原作第18巻 アニメ版第129話)
灰原哀。コードネーム・シェリー。本名・宮野志保。
APTX4869の創り手。もう一人のAPTX4869被験者にして、組織からの離反者。宮野明美の妹。
灰原「毒なんて……作ってるつもり……なかったもの」
(灰原(≒組織)の目的は、殺害用の毒薬を作る事ではなかった？)
『浪花の連続殺人事件』 (原作第19巻 アニメ版第118話)
逃走中の強盗殺人犯・沼淵己一郎が登場。
『競技場無差別脅迫事件』 (原作第19巻 アニメ版第130・131話)
灰原(工藤くん……？ あなたは夢にも思っていないでしょうね。
あなたはすでに、我々組織が半世紀前から進めていた極秘プロジェクトに
深く関わってしまっているなんて)
灰原「あせっちゃダメ。時の流れに人は逆らえないもの。それを無理矢理ねじ曲げようとすれば、人は罰を受ける」
『暗闇の中の死角』 (原作第24巻 アニメ版第170・171話)
舞台は新出医院。
新出智明。
新出義輝の息子にして、義輝と共に開業している医者(眼鏡着用)。
なお、翌月から青森へ異動すると蘭に証言。性格はヒューマニスト。
経歴は、帝丹高校OB(バスケットボール部所属)→東都医科大学を首席で卒業→
帝丹高校バスケットボール部の臨時コーチへ。
そしてこの事件から、彼の眼鏡に注目。(前髪が非常に邪魔だが)
眼鏡のブリッジ(レンズをつなぐライン)の本数が変化するため。
新出家のお手伝い・保本ひかるは、新出が医大での実習で担当した。
停電発生→殺人事件発生。義輝は浴槽にて感電。新出は心肺蘇生に挑むが、叶わず。
犯人は義輝の後妻・新出陽子。
新出は目暮に阻まれて、陽子の動機については聞けず？
殺人の仕掛けをしたのは陽子だが、直接の引き金を引いたのは、ひかる。
つまり、陽子の配線ショートによる1度目の停電→
ひかるによる1度目のブレーカーON(この瞬間に義輝は感電)→
義輝の感電による2度目の停電→
ひかるによる2度目のブレーカーON、
という流れ。
コナンは毛利小五郎として、「1度目の停電で義輝を殺した」と陽子に証言するように諭す。
(コレについては、明らかに新出は立ち聞きしている)
要するに新出は、『暗闇の中の死角』において「新出自身しか知らない事実」がある。
『黒の組織との再会』 (原作第24巻 アニメ版第176〜178話)
コナンは、自分＆灰原が幼児化して生き延びているとは思われてないだろうと楽観的。
ジンは、自分の愛車内にあった、赤みがかった茶色の髪1本で、シェリー接触を察知。
更に、シェリーが米花町近辺に潜伏しているとも推理。
クリス・ヴィンヤードは(ヴィンヤードとは「ブドウ畑」の意)、
米国映画の、長い金髪＆プロポーション抜群の女優(両耳に白のピアスあり)にして、
実は組織員・ベルモットである(喫煙家)。
(ベルモットは本当に、この事件をきっかけに米国から呼ばれたのだろうか？
そうなると必然的に、『暗闇の中の死角』での新出は確実に本物という事になる)
枡山憲三は、実は組織員・ピスコである。
ホテルにて停電発生→殺人事件発生。呑口秀彦が、シャンデリア落下によって死亡。
ピスコ(と思われる人物)が、灰原を誘拐＆ホテル別館の酒蔵に監禁、
しかし警察に阻まれ、灰原を放置する羽目に。
風邪＆白乾児の魔術で、灰原(7歳)はシェリー(18歳)に変身。
そして暖炉から煙突を這い上がって、屋上へ脱出。
ジンは酒蔵に入った時点で、やはり髪の毛1本でシェリーが暖炉に潜んでいると察知。
ホテル屋上にて、ジンはシェリーに左腕による銃で乱射。
(けれどジンは『ジェットコースター殺人事件』(原作第1巻 アニメ版第1話)では、
右腕による鉄棒で新一を昏倒している)
ジンは、シェリーが如何にしてガス室を脱出したかは知らない模様。
何とか駆けつけたコナンは、ジンの右腕に麻酔針を命中させ、
変声機で任意の低い声(即ち男声)にして、シェリーに指示する。
シェリーは煙突から暖炉へ落下。
ジンは、自らの右腕を銃で撃って覚醒。
呑口秀彦を殺害したピスコは、シェリーから灰原への変身を目の当たりにする。
コナンの「クリスさん」発言。
(この時点では、コナンはベルモットについてはノーマーク？)
ジン、ピスコを銃殺。
ジン「悪いな。これは、ついさっき受けた、あの方直々の命令だ」
(この時に初めて、「あの方」の表現が出る)
コナン＆灰原は、ホテルからの脱出に成功。
ジンは「シェリーを助けた男」に興味を示す。シェリーは米花町を去ったと判断。
ベルモットは米国に戻らず、女優も休業。一身上の都合で日本に残るとの事。
組織は、疑わしきものは全て消去する。(ただしコレは灰原の発言)
『命がけの復活』 (原作第25・26巻 アニメ版第188〜193話)
新出は帝丹高校の校医。内科検診を行っており、かつ演技に長けていると、蘭は証言。
帝丹高校学園祭での「黒衣の騎士」役予定の鈴木園子は、本番直前の日に右手首を捻挫。
「黒衣の騎士」役は、新出が演じる事に。
病院にて、灰原は病み上がりのコナンに、
『黒の組織との再会』の時にもう一人の組織構成員がいた事をほのめかす。
灰原は再びコナンに「組織は、ソレに関わったものごと抹殺する」と証言。
本番当日、蘭＆新出は、体育館で劇の打ち合わせ。
この時、新出＆「灰原コナン」が一応、同一フレームイン。
(灰原が組織の「匂い」を新出に感じる描写は出てこない。
それとも、この時点でもう、灰原の危険察知能力は失われたか？ 違うか)
「黒衣の騎士」の(恐らく劇中2度目の)登場スタンバイ時、
新一が舞台裏に現れ、園子と対面(ただし直接描写に非ず)。
殺人事件発生。園子＆新出が平和に会話。
新一が「黒衣の騎士」の仮面を外し、公衆の面前で解決。
平次は、帝丹高校生徒たちに箝口令を敷く。(って、ドコまで有効？ それとも……)
翌日、新一は帝丹高校へ。「灰原コナン」は帝丹小学校へ。
帝丹高校男子生徒たちの「今度来た英語の先生」「ナイスバディの外人さん」発言。
(ジョディはいつの時点から、帝丹高校に赴任している？
そして新出が変化したのは、いつの時点からなのか？)
『バトルゲームの罠』 (原作第27巻 アニメ版第226・227話)
新出は、女子高生たちがプリクラ好きなのを知らない。
(真面目な人間として？日本人として？)
ゲームセンターにてゲームを行う、ジョディ・サンテミリオン。
ジョディは金髪＆プロポーション抜群のアメリカ人の帝丹高校英語教師にして、ゲーマー。
(眼鏡着用。ピアスがあるかは、この時点では不明)
明らかに両きき。
彼女の姓「サンテミリオン」は、酒の名前。
彼女の名「ジョディ」は、ジョディ・フォスター氏からの由来。
(映画『羊たちの沈黙』にてＦＢＩ捜査官、クラリス・スターリングを演じている)
ジョディの日本語は、アクセント＆イントネーションがメチャクチャ。
(周囲を油断させる偽装。コナンは本当に気づいていないのか？)
殺人事件発生。
コナンによる警察への誘導に、人知れず関心を示すジョディ。
ジョディのいる場で、「眠りの園子」を行うコナン。
ジョディは新一を「ｃool」と表現。(彼女は学園祭で新一を見ている？)
そしてコナンを小声で「cool guy」と呼ぶ。(この台詞はコナンに聞こえた？)
ジョディは自宅にて何者か(赤井？ ジェームズ？)と電話。彼女の標的は複数いる様子。
「Rotten Apple」……コレは誰の事か？
コナン？ 新一？ 灰原？ シェリー？ それとも園子？ はたまた……？
「容姿を変えて」いるとは、どのような意味なのか？
APTX4869を理解している？ それとも単なる変装(……ってなぁ)の意味なのか？
結論を言えば……ベルモットが新出に「容姿を変えて」いるという意味。
『偽りだらけの依頼人』 (原作28巻 アニメ版第220・221話)
「新一が毛利探偵事務所に出入りしている」と、池波静華が発言。(平次が洩らしてる？)
静華を組織の者ではないかと、疑ったコナン。
殺人事件発生。「眠りの小五郎」で解決。
『そして人魚はいなくなった』 (原作第28巻 アニメ版第222〜224話)
封筒には「服部平次様」、本文には「工藤新一様」と書かれた手紙が平次に届く。
殺人事件発生。
神社の記帳に「宮野志保」「魚塚三郎」「黒澤陣」の名前がある。
「眠りの小五郎」での解決後に、
手紙の件は『外交官殺人事件』(原作第10巻 アニメ版第48・49話)のカップルの仕業と判明。
『謎めいた乗客』 (原作第29巻 アニメ版第230・231話)
ベルモットの名台詞「女は秘密を着飾って美しくなるのよ」(日本語版)登場。
(果たしてクリス＆シャロンの具体的な関係は？)
ベルモットは、完璧な変装術を会得している(って、どのレベル？)と判明。
そして男装が好みの様子。
どこまで行ってもジンは左きき。
ベルモットの「本命はまだ」という発言。彼女は長年、秘密主義。
バスの中で、灰原は組織構成員を匂いで感じられるとコナンに証言。
『黒の組織との再会』の時、ピスコ以外にもう一人いたと証言し始めた時に、ベルモットが乗車。
この瞬間に乗車したのは、新出＆ジョディ。
そしてこの事件での、新出の眼鏡に注目。
ブリッジの本数は……変化しているか？
新出は帝丹小学校の内科検診も行っている。その検診を、灰原は欠席している。
即ち、新出＆灰原はまだ接触してない。(けど『命がけの復活』での問題が微妙に残る)
ジョディは、コナンを「ｃool kid」と呼ぶようになる。
赤井秀一が乗車。
(黒いニット帽着用。長身。黒い短髪。喫煙家)
バスジャック事件発生。
ジョディはバスジャック犯に英語でまくしたて、その隙に相手の銃のセイフティをOＮにする。
(この行動については、コナン(のみならず？)は見抜いていた)
コナンに英語で話しかけるジョディ。(コナンが英語を理解できるか試してる？)
コナンの行動を逐一観察しているようなジョディ。
コナンの行動をストレートに弁護する(ようにも見える)新出。
ジョディの声を聞いてビクッとする灰原。震えて、隣の席のコナンの手を握り締める。
コナンは、ジョディに灰原を紹介しない。
バスジャック犯に命令され、赤井が席から立って歩く。新出も立つ。
その瞬間に、コナンは席の下から前へ、無言でジョディへ手帳を放る。
「口紅持ってる？」(←小1が、こんな漢字を把握してると教えて良いの？)
ジョディがバッグを開ける様くらいなら、赤井や新出も見てるかもしれない。
ジョディはバッグから口紅を取り出し、席の下から後ろへ、無言でコナンへ放る。
ベルモット(ジョディ？ 赤井？ 新出？ 誰だろ？)は、コナンの行動に注目している。
そして心の中で「Cool guy」と呼ぶ。(ジョディと同じ単語)
ジョディ「Where can a lipstick bring us?」
原作では「さあ……その口紅1本でどうする気？」とあるが。
直訳は「1本の口紅は、私たちに何をもたらすの？」であり、
意訳するとしても、「たかが口紅1本でどうする気？」などと言うべき。
「その」と訳すのは、(やや作為的な)誤訳であろう。
ジョディはコナンを護る形で、バスジャック犯の一人を倒す。
そのバスジャック犯だけには、流暢な日本語を用いるジョディ。
ジョディによっての名台詞「女は〜」(英語版。日本語訳アリ)登場。
(これで読者は普通、ジョディ即ちベルモットと推理するが)
コナンは自分の血を灰原になすり付けて、病院に連れて行くように頼む。
コナンの怪我を見抜く新出。その様子を見るジョディ。その様子を見る赤井。
右腕(ジンとは利き腕が異なる？)で機械を取り出して、何者か(ジェームズ？)と交信する赤井。
赤井「2月23日、不測の事態により追尾続行不可能。
標的は現れず。後日改めて調査を再開する。以上」
この「標的」とは誰の事？
『消えなかった証拠』 (原作第29巻 アニメ版第233・234話)
灰原「どういう理由かは分からないけど、彼らの仲間がジャックされたあのバスにいたのは確かだわ。
もしあの時、私の正体が少しでも気づかれていたとしたら、私もあなたも皆」
コナン「心配すんなよ。お前の正体は絶対バレちゃいねーから」
灰原「どうして？ どうしてそんな事が言えるのよ？」
コ「お前が匂いで奴らを嗅ぎ分けられるように、オレにも分かるんだよ。
殺気を持った奴の気配が。探偵の勘てやつでね」
灰「……」
コ「まぁその気配の主が分かりゃ苦労はしねーが。少なくともあのバスにはいなかったぜ？
お前にその殺気をみなぎらせてる奴はな」
……って、コナンよ、お前は『ジェットコースター殺人事件』(原作第1巻 アニメ版第1話)で、
ジンの気配が分からなかったんじゃなかった？
プロ(組織)の気配を読む事は出来ないんじゃない？
コナンは改めて、子供らしくいようと灰原を諭す。
『元太少年の災難』 (原作第30巻 アニメ版第242話)
ジンの利き腕が左であると、コナンに教える灰原。
(『黒の組織との再会』では、コナンは見ていなかった？)
『シカゴから来た男』 (原作第32巻 アニメ版第258・259話)
いわゆるクイーンズイングリッシュを話す、
ロンドン生まれ・シカゴ育ちのジェイムズ・ブラック(眼鏡着用)。
「ロングヘアの男」(以前の赤井の事)と待ち合わせていた、と証言するジェイムズ。
一応、素直に自己紹介し合うコナン＆ジェイムズ。「少年探偵団」も名乗る。
ジェイムズを警戒する灰原。誘われているような気がする、とも発言。
ジェイムズ誘拐事件発生。ジェイムズは、血染めのストラップを現場に残す。
黒い車(左ハンドル)に乗って走る、赤井を見たか気づいたかして、驚く灰原。
(コナンも注視している)
赤井の顔は、ジンと似ていると言えるか？(作者の技量次第の問題)
コナン達(もしくはジェイムズ達)を、車で追尾する赤井。
赤井を灰原に見せないようにゴマカすコナン。
ジェイムズは、コナンを心の中で「Cool guy」と呼ぶ。(ベルモット＆ジョディと同じ)
誘拐事件解決後、現場から消えたジェイムズは、赤井の車内に。
赤井「(散髪したのは)ゲン直しですよ。恋人にふられっ放しなもんでね」
ジェイムズ「それで？
わざわざ私を呼び寄せたのだから、その恋人とはヨリを戻せそうなのか？」
赤「ええ。後悔させてやりますよ、私をふった事を。血の涙でね」
ジンの一人称は「オレ」。赤井の一人称は「私」。
ジェームズは赤井より立場は上の様子。赤井が運転席に、ジェームズが助手席に。
(赤井の言う「恋人」とは誰を指すのか？)
『本庁の刑事恋物語4』 (原作第32・33巻 アニメ版第253・254話)
赤井を見て、蘭に初めて起こるデジャヴ感覚。
コナンは、新出を高木刑事に化けさせる暴挙に出る。
(明らかに新出はノーマーク？)
なぜかワケ知り顔で切り抜ける新出。(……確かに不自然な場面)
……と言うより、コナンは本当に変声機で高木を演じたのだろうか？実は……？
『バレンタインの真実』 (原作第33巻 アニメ版266〜268話)
「黒いニット帽の男」を、蘭は知っているかもと発言。戸惑うコナン。
『犯罪の忘れ形見』 (原作第33巻 アニメ版第269・270話)
高木「どうやら毛利さんを密かに調べてる人物がいるみたいなんだ」
コナン「え？」
高「消えたんだよ、警視庁から。
毛利さんが今まで探偵として手掛けた都内の事件の調書がゴッソリ。
調書の控えを松本管理官が保管していたから、裁判の時にも支障はなかったんだけど。
驚いた事に、その調書が昨夜本庁にまとめて送られて来たんだ。差出人不明の封書でね」
コ「それで？ 消えたのっていつなの？」
高「ええと確かアレは、バスジャックがあったあの日だよ」
その情報から、コナンは赤井を連想する。だが……？
高木からの情報を、コナンは阿笠にも灰原にも伝えない。
殺人事件解決後に、赤井が毛利探偵事務所に張り込んでいる場面アリ。
『隠して急いで省略』 (原作第33・34巻 アニメ版第271・272話)
英語の授業中、蘭は赤井を思い出そうとする。
ジョディ「家の近くまでしつこく尾け狙って息を潜めて隙を窺っているー、
怖い怖い悪魔のようなストーカーかもしれませーんからねー」
ジョディ「じゃあ怪しい人を見かけたら、すぐに私に電話下さいねー」
殺人事件発生。
コナンに「FBI」を示す隠語を説明するジョディ。
やはりコナンの行動を逐一観察しているジョディ。事件は解決。
ジョディ「そろそろリンゴの狩り時かしら？」
(↑果たして誰を指して言っている？
この事件では、新出の「あ」の字も出てこないはずだぞ)
ベルモットは、ジンへの自宅PCメールの末尾に「×」(キスマーク)を付ける。
「天国ってあると思う？」(英語。日本語訳アリ)
ベルモット「Well...」
コレまた、原作では「そう……」とあるが。
「well」は本来、意味ナシ単語。深読み厳禁。
「さて」「ところで」「そういえば」「そうね」「そうなのよ」などには訳せるが、
「そう」と訳すのは、やはり(やや作為的な)誤訳と考えるべきだろう。
ベルモットはシャロンと同じ厭世家？
そしてベルモットの自宅のダーツの的には、3枚のポートレート。
コナン＝Cool guy (ジョディ＆ジェームズと同じ)
蘭＝Angel (『工藤新一NYの事件』関連？)
シェリー＝× (『黒の組織との再会』での組織内PC写真とは異なる。(左右反転？)
ベルモットは「腐ったシェリー酒」とも呼ぶ)
『英語教師VS西の名探偵』 (原作第34巻 アニメ版第277・278話)
『犯罪の忘れ形見』での事情を阿笠(＆平次)に告げるコナン。
(結果的に灰原も立ち聞き。コレは誰も気づいてない？)
阿笠「何？毛利探偵が関わった事件の調査書が警視庁から盗まれた？」
コナン「毛利小五郎に工藤新一が助言してるんじゃないかと、
あの黒ずくめの男たちの仲間が勘づいたとしたらな」
(やっぱり、自分＆灰原が幼児化して生き延びてるとは思われてない、と思ってる？)
コナン「その調書を盗んだ奴、御丁寧に送り返してんだよ。警視庁に封書で。
考えられるのは、こっちの手口は全てお見通しだっていう意味の不敵なサインか、もしくは」
平次「誰かをおびき出そっちゅう罠か。
まぁこの場合、おびき出そ思う相手は工藤、お前っちゅう事になるけど」
コ「ああ。多分な」
平「分からんのはホンマにソレが罠なんやったら、何でそんなややこしい方法を取ったかや」
コ「そうだな。おびき出す方法は他にも一杯」
明らかに、初期の組織とは描かれ方が異なってきている。
何者かが、極秘裏に事を進めているとしか考えられない。
(赤井？ ジン？ ベルモット？ ジョディ？ シャロン？ 新出？ ジェームズ？ 単独で？ 複数で？)
コナンは、クリスがピスコを助けた組織構成員だと推理。(遅いってばよ)
そしてコナンは阿笠に、クリスの事を調査してほしいと依頼。
コナンは服部平次と共に、ジョディの自宅へ。
表札の「サンテミリオン」のスペリング……酒のソレとは一文字違ってる。
呼び鈴を押してから、しばらく経って、
風呂上がりのバスローブ姿(眼鏡着用)で、玄関に現れるジョディ。
ジョディの支度中、彼女の浴室を監査するコナン＆平次。
ジョディは二人が来てから改めてシャワーを浴びたと、二人は推理。
そしてコナンは、ジョディは変装した顔なのかもしれないと独り心で脅威を感じる。
しかもコナンが疑っているのはジョディ以外に、もう2名いる。
(赤井だろ、ジェームズだろ……でも新出やジンやシャロンも入るかもしれん)
そういや平次は、『コナン』世界の変装のレベルを知らないかも。
そんな二人の様子を立ち聞きして(笑って？)る、ジョディ。
殺人事件発生。コナン達によって解決。
コナン＆平次の活躍を、カメラに撮るジョディ。
ジョディの好きな酒は、オールドシェリー。(……何故？)
(恐らくコナン＆平次の作戦で)ジョディはシェリー酒で酔う。(どこまで酔った？)
平次暴走。ジョディの正体を密かに探る。ジョディは日本語が上手い、と独りで指摘。
その上、平次はジョディのカメラからフィルムをスリ取る。(後にコナンに示す)
ジョディの自宅洗面台の鏡裏には、写真がビッシリ。
そして彼女は、平次に注目している様子。
この場面で、ジョディの両耳に白のピアスあり(ベルモットと同じ)と判明。
『隠して急いで省略』でのベルモットの自宅の物と同じに見える(けど枠ズレてる)、
コナンと蘭の写真アリ。けれどシェリーのはナシ。
その代わり、学園祭での新一、平次、園子、和葉、そして新出らしき写真アリ。
毛利探偵事務所や帝丹高校らしき写真も。
(これで普通はますます、ジョディ即ちベルモットと推理したくなるが……)
『迷宮のフーリガン』 (原作第34巻 アニメ版第279・280話)
阿笠博士によると、クリスの母親・シャロン・ヴィンヤード(やっと登場)は有名だが、
クリス自身は謎に包まれている。
彼女が撮影以外でマスコミの前に現れたのは、1年前の時のみ。
1年前、シャロンの葬儀があった。(ホントに死んでるのか？)
『通っていた学校はドコか？母親との不仲説は本当か？父親は一体誰なのか？
噂の恋人はこの葬儀に来ないのか？』
『知られたらマズイ事でもあるのか？』
こう聞かれてクリスは、お決まりの名台詞「女は〜」(英語版)の発言。
シャロンの葬儀には「日本の有名女優(＝工藤有希子。読者にのみ示される)」も参加。
コナンは、クリスを脅威に感じている。
『中華街雨のデジャビュ』 (原作第34巻 アニメ版第286〜288話)
走る車内で、赤井の記憶を思い出そうと努める毛利蘭。
中華レストランにて、殺人事件発生。
蘭(やっぱり雨の日だ、あの男の人に会ったの……。笑った口許(＝シャロン)、
怒った顔(＝赤井)、そして哀しげな言葉(＝1年前の新一)……)
「眠りの小五郎」で事件解決直後。
シャロン『この世に神様なんているのかしら』
新一『ワケなんて要るのかよ？』
シ『そう。私にエンジェルは微笑みかけてはくれなかったわ』
赤井『消えろ！』
シ『一度もね』
全てに覚醒した蘭は、その場に卒倒。
『工藤新一NYの事件』 (原作第34・35巻 アニメ版第286〜288話)
1年前の世界。
『工藤新一最初の事件』(原作第21巻 アニメ版第162話)の直接の続編。
新一＆蘭は、有希子のジャガーでNYのミュージカル『Golden Apple』を見に行く。
日系の男の通り魔が出没しているとの事。
新一たちは、有希子の友人・シャロン・ヴィンヤードと出会う。
(金髪。眼鏡着用。ピアスは無いように見えるが微妙。
かつて『Golden Apple』にて活躍したらしい)
シャロンは、完璧な変装術を会得している(……)と判明。
かつて(20年くらい前か？)、有希子＆シャロンは、
或るマジシャン(順当に考えれば黒羽盗一)から変装術を学んだ。
(女優がとゆーか、マジシャンがとゆーか、とにかく『コナン』の変装術って一体)
新一に言わせると、有希子の変装レベルは「仮装」程度らしい。
(でも『江戸川コナン誘拐事件』(原作第5・6巻 アニメ版第43話)で、完全に騙されてるのだが)
シャロン「この世に神様なんているのかしら？
そう、私にエンジェルは微笑みかけてはくれなかったもの。一度もね」
シャロンはとことんなまでに厭世家。
シャロンは、クリスに変装術を教えたらしい。
シャロンがオスカーを獲得した翌日に、彼女の夫(＝クリスの父親)は病死。(本当に病死？)
10年近く前、クリスはその父親に変装してシャロンの前に現れる。
それ以来、母娘は絶縁状態。「タチの悪そうな友達とつるんでた」とシャロンの弁。
劇場でシャロンは、左腕をすりむいた蘭にハンカチを渡す。
シャロン「やっぱり神様なんていないわね」
「外せない用事が入っちゃったし」
果たして如何なる用事だった？どの時点で組織が動いてる？
因みにシャロンは、ゲストキャラの一人のローズが事件を起こすだろうと察していた。
殺人事件発生。「闇の男爵夫人」こと有希子が(新一の指南で)解決。
蘭は、朝から(『工藤新一最初の事件』から？)風邪で熱っぽかった。
走るタクシーから蘭は、シャロンから受け取ったハンカチを飛ばしてしまう。
タクシーから降りる新一＆蘭。蘭を残して、廃ビルへハンカチを取りに行く新一。
独りになって考えこみ、涙ぐむ蘭。
そんな蘭の前に、赤井(黒い長髪＆ニット帽着用)が登場。
赤井は、左腕に銃を構えている。(ジンと同じ)
日本語と英語とを巧みに操る赤井。
赤井は、蘭に「長髪を銀色に染めたヒゲ面の日本人」を見たか尋ねる。
どうやらもう一人と一緒に、「野獣」(通り魔？)を追っている様子。
赤井「消えろ！」
(脇腹を怪我している)通り魔と、新一＆蘭の対決。
新一「ワケなんて要るのかよ？」
新一の言葉に感動して、蘭は卒倒。
新一は、通り魔発見を警察に通報。
だが警察が現場に行った時には、通り魔は拳銃自殺(ではないらしい)していた。
蘭は、熱を出して一晩寝込む。
翌日。
蘭は、この『工藤新一NYの事件』に関する一切の記憶が封印される。
シャロン「あなたの言う通り、私にも天使(エンジェル)がいたみたいって」
(この台詞の時、シャロンは脇腹を押さえている)
蘭は現実に目覚める。新一を異性として意識し始めたのは、1年前からだと判明。
そして、赤井と共に行動していた人物の上着の背中には「FBI」の文字が。
『幽霊屋敷の真実』 (原作第35巻 アニメ版第274・275話)
蘭は、新出医院で新出に風邪を治療してもらっている。(新出は書類を書いている)
シャロンのハンカチをコナンは、どこかに失くしてしまっているかも。
通り魔が自殺したという警察の公式発表を、蘭はインターネットで検索したという。
コナンは、通り魔は殺されたと推理。(でも結局、この死んだ人って何なんだ？)
新出医院。新出以外の新出家の住人、(新出の祖母・新出ミツ＆お手伝い・保本ひかる)は、
先に青森へ行っている。
新出は、自分の患者の転院手続＆『暗闇の中の死角』での証言をするため
独り残っている。(いつの時点から一人暮らしなのか？)
果たして新出は、あの事件の真相をどこまで把握しているのか？
また、現実シーンと回想シーンとで……新出の姿に相違点はあるか否か？
『迷いの森の光彦』 (原作第35巻 アニメ版第289・290話)
沼淵己一郎(『浪花の連続殺人事件』参照)は組織の一員である、と証言する灰原。
けれど灰原は、組織構成員を匂いで感じられなくなったと嘆く。
『残された声なき証言』 (原作第37巻 アニメ版第307・308話)
コナンが心の中で断定する組織構成員は、
ジン・ウォッカ・広田雅美・テキーラ・ピスコ・沼淵己一郎・シェリー。
(ベルモットの名前は未だ知らず)
コナン(奴らが暗殺を繰り返しながら大金を集め、妙な薬を作り、
有能なコンピュータプログラマを集めようとしている事)
と、コナンは推理を総括。
ホテルにて殺人事件発生。「眠りの小五郎」で事件解決。
システムエンジニアの板倉卓が残した、日記のFDを入手するコナン。
コナン＆蘭と、赤井との接触。
赤井「思い出していたんだ。おまえによく似た女を。平静を装って陰で泣いていた、バカな女の事をな」
(蘭に似ている女性？外見？性格？)
赤井を知っている経緯を、コナンに証言する蘭。「FBI」の文字の件も証言。
コナン(通り魔を殺したのが奴だったとしたら。奴が灰原と深く関わっていた人物だとしたら)
コナンは赤井の正体を、誰だと思っている？順当に考えればジンか？
『黒の組織との接触』 (原作第37・38巻 アニメ版第309〜3101)
板倉卓の日記。
「女王のようなしゃべり方をする高飛車な女」(ベルモット？それとも「あの方」？)
「あのソフトは、人間のために断念したのだから」
「我々は神であり悪魔でもある。なぜなら」
「時の流れに逆らって死者を蘇らそうとしているのだから」
(PC画面でのコレの表示は英語)
コレは『競技場無差別脅迫事件』での、灰原の台詞を彷彿とさせる。
ジン「姿を変えてズラかるぞ」
(まさかコレ、ジン＆ウォッカも変装できるって意味じゃあるまいな)
ジンは「探偵のような狐」(＝シェリーを護った人物＝コナンとまでは思ってない？)がいると推測。
翌朝。
コナン＆灰原を、見つめる赤井。灰原は勘づくが、コナンは不明。灰原もゴマカす。
『夕陽に染まった雛人形』 (原作第38巻 アニメ版第312・313話)
灰原は、自分の父親・宮野厚司は「学会から追放されたマッドサイエンティスト」であり、
そして「死者を蘇らせる秘薬」を研究していたとコナンに証言(どこまで本気？)。
かく言う自身の研究目的は、
「この地球のほとんどの人間には、その価値を見出せない愚かしい代物。
そう、この小さな国の女の子にしか必要とされない雛人形のような物」と証言。
『お金で買えない友情』 (原作第39巻 アニメ版第329・330話)
阿笠によると、FDでの「女」は、猫嫌いかもしれない。
そして宮野厚司と面識アリと証言。その妻(＝灰原の母親)エレーナの名前も判明。
『イチョウ色の初恋』 (原作第40巻 アニメ版421・422話)
灰原は、自分の母親(＝エレーナ)は英国人であると証言。
『東都現像所の秘密』 (原作第41巻 アニメ版第333・334話)
コナン達のジャガーを尾ける黒い車の存在。有希子がまく。
試写会現場であるマンションにて、殺人事件発生。
そのマンションに、やはり黒い車(左ハンドル)が。
少なくとも乗客は2名。
(運転手は眼鏡着用。喫煙家。
助手席の者は帽子(ニット帽に非ず)着用)
阿笠が身代わり探偵役を務めて、事件解決。
そんな様子を、ビートルで見守るコナン＆灰原。小学生トリオは熟睡。
黒い車の運転手が煙草を吸っている＝尾行失敗、とコナンは推理。
黒い車(前述の物とは別)の運転席にて、赤井が携帯電話で何者か(前述の車の者たちか？)と会話。
赤井「そうか、見失ったか。まあいい。まだ糸は切れてない。続けろ」
携帯電話通話OFF。
赤井「しかし……よく似ている」
その助手席に置かれた封筒から零れている写真には、
灰原、コナン、歩美、元太、光彦、有希子が写っている。
(ピントは灰原に合っている)
『四台のポルシェ』 (原作第41巻 アニメ版第338・339話)
日曜日。
灰原は風邪を引いて寝込む。(どーでもえーけど、めっちゃ長引く風邪)
コナンが新出医院に電話した時、新出は出なかった。コナンは留守と判断。
東都デパートへ行く、コナン＆阿笠＆灰原。
お粥の店へ行く、コナン＆阿笠。灰原は、駐車場に独り残る。
一方、赤井は黒い車を走らせている。
赤井は、『東都現像所の秘密』での写真を貼付し、TVをONにしている。
コナン＆阿笠は、蘭＆園子＆ジョディと、お粥の店先で出会う。
ついに蘭や阿笠から、「哀」の名前を聞くジョディ。
赤井のＴＶに、コナンの姿が放映される。
(でもコナンの姿そのものは、今まで何度も放映されてしまってるけど)
赤井は車を旋回させて、東都デパートへ向かう。
自分の姿が放映された事を危惧して(って、今までの事件での放映はいいのか？)、
駐車場へ逆走するコナン(＆阿笠)。
そんな二人の様子を見つめるジョディ。
駐車場にて、殺人事件発生。
ジョディ「奴らって誰ですかー？」
蘭＆園子＆ジョディも、駐車場にやって来る。
コナンはゴマカそうとするが、ビートルにいる「赤みがかった茶色の髪の少女」を、ジョディは目撃。
赤井は、東都デパート前に到着。
『謎めいた乗客』の「赤ずきん」、
『四台のポルシェ』の「ビートルの少女」、
『隠して急いで省略』でのベルモットの自宅(！)での「×」……全てをつなげるジョディ。
(コレ、完全にジョディ即ちベルモットって事じゃないの？)
阿笠は新出に電話。新出は1日中自宅にいたと証言。
そんな二人の電話を、盗聴している赤井。(Why？ How？)
「急用を思い出した」と蘭に告げて、いつの間にか現場から去るジョディ。
「眠りの園子」で事件解決。
阿笠は新出と電話で相談した後、パトカーで灰原と一緒にデパートから脱出、
ソコにジョディが車で通りかかったとの事。
結局、阿笠家は、阿笠、新出、ジョディ、灰原が共にいる事態に。
これで、新出＆灰原が接触(けど『命がけの復活』での問題が微妙に残る)。
そんな阿笠家の様子を全て盗聴している赤井。(Why？ How？)
自宅にて、「×」の写真を燃やすベルモット。シェリー＝灰原と断定？
『トイレに隠した秘密』 (原作第41・42巻 アニメ版第340・341話)
阿笠家。
灰原は目覚める。
「お医者さんに診てもらった」(新出の事は全く覚えてない？)
けれど灰原は、薄れていく意識の中で、ベルモットの視線は感じた模様。
阿笠家は、玄関からは出入り禁止(地下室からの裏口使用)になる。
どこか(工藤家？ 新出家？)で、阿笠家の様子を盗聴しているベルモット。
灰原はマスクを着用。
コナンなど、他人が変装可能な状態になる。(って、ソレ嫌なんだけど)
コナン(もしもオレの推理が当たってたら、オレ達はもうこの世にはいねーはずだからよ)
宮野厚司が住んでいた家にて、殺人事件発生。
エレーナは組織で「ヘルエンジェル」(地獄に堕ちた天使)と呼ばれていた、と灰原は証言。
阿笠が身代わり探偵役を務めて、事件解決。
コナン＆阿笠はトイレにて、明美の遺産(＝カセットテープ20本)を入手。
11〜15は、頭の余白が多い。
エレーナの声(日本語)を、灰原に聞かせるコナン。
コナンは、エレーナは正真正銘のエンジェルだと独り思う。
空港。
ベルモットは、組織員・カルバドスに狙撃を依頼。
『コンビニの落とし穴』 (原作第42巻 アニメ版343・344話)
ジョディの回想。
降りしきる雨。血塗れて倒れている人間。
素手で眼鏡を拾う、(恐らく長髪の)女。
灰原のような少女による「あなた誰？」(英語。日本語訳アリ)
(『英語教師VS西の名探偵』での、ジョディの台詞を連想させる)
眼鏡を持っている女。(耳にピアスあり)
帝丹高校。
実家の都合で、ジョディは帰国すると発表される。
ジョディ「本当はー、前からずっとずっと探していた、とてもとても大切な宝物の地図をー、
やっと見つけたから、かーもしれないね」
またまた「女は〜」(英語版。日本語訳アリ)登場。
コナンは灰原の看病で(何だかなぁ)阿笠家に泊りこんでいる、と蘭は証言。
園子は、ジョディの自宅で彼女のお別れパーティをしようと提案。
パーティ準備で訪れたコンビニエンスストアにて、事件発生。
ジョディは、コナン抜きで事件を解こうと蘭＆園子に宣言。
ジョディ「cool kidは哀ちゃんの看病で忙しいでーす」
阿笠家。
例によって(？)、蘭→コナンへのテレパシー状態発生。
灰原は地下室に籠もって、エレーナの声の入ったカセットテープを聞きまくり。
エレーナ「そろそろあなたに言ってもいい頃かも。実はお母さんね……」
(さぁ、ココで何が発覚したのやら)
再び、ジョディの回想。
灰原のような少女による「あなた誰？」。眼鏡を持っている女。燃えさかる家。
ジョディ「とてもとても大切な人の、この世に残った唯一の痕跡。でーすからねー」
コナンは新一として、阿笠家から蘭に電話。
蘭の推理披露。新一(の声)はお墨付きを与える。
蘭(＆新一)の活躍で事件解決。(でも蘭よ、新一の声は外部者に聞かすな)
蘭は、最近は工藤家に行っていないと新一(の声)に証言。
ジョディの自宅。
蘭＆園子の前で、ジョディは酔って熟睡(……狸寝入りかも)。
洗面台の鏡から何かがはみ出していると気づく蘭。あのビッシリ写真たちを目撃。
『満月の夜の二元ミステリー』 (原作第42巻 アニメ版第345話)
毛利探偵事務所。
「ヴァームース」から小五郎へ招待状と、危険な内容の手紙が届く。
パーティには、小五郎＆園子が行く事になる。化け物嫌いの蘭は欠席(でもなかった)。
蘭は阿笠に電話。新一にも招待状が届いていないか尋ねる。
また、パーティの件はコナンには内緒にしてほしいと頼む。
ジョディの自宅の写真の件は、口を噤む。(そして……？)
阿笠家。
蘭の予想は当たっていた。
「ヴァームース」＝「ベルモット」の読み替えだとコナンが説明すると、
灰原(マスク付き)は顔色を変える。(ベルモットの名前は知っていた様子)
罠だからと引き止めようとする灰原を、コナンは麻酔銃で強制終了、もとい眠らせる。
やはりどこか(新出家？)で盗聴しているベルモット。(阿笠家に盗聴機は幾つある？)
届いた封筒＆招待状には「工藤新一」、手紙には「江戸川コナン」。
コナン「バレちまってんだよ、オレの正体が。APTX4869で体が幼児化した
工藤新一だって事がな。そして恐らく灰原が元組織の一員のシェリーだって事も」
阿笠「しかしおかしいじゃないか？ そこまで分かっているのなら、何で奴らはココに殺しに来ないんだ？」
コ「さぁな。その理由は分からねーけど、その原因の一つなら何となく分かった気がするぜ」
(完全に、組織の描写が変化している……一貫性の欠如は否めない？)
咳きこむコナン。灰原の風邪がうつった？
コナンの携帯電話にて、「OK」のメール。
(誰の「OK」？ 有希子か？ 平次だったら気色いぞ。でも平次？ なお、この時コナンには笑みが浮かぶ)
工藤家を見つめるコナン。
この場面から、なぜか阿笠の存在が失せる(苦笑)。
ジン＆ウォッカ始動。
ウォッカ「け、けど兄貴。何でオレがそんなフザケた場所に」
ジン「ベルモットが一枚噛んでいる。内情を探れとの命令だ。
こっちもあの女の秘密主義にはウンザリしていたところだからな。
許可は受けてねーが、妙な真似をしやがったら容赦はするな。
たとえあの女が、あの方のお気に入りだとしてもな」
工藤家。
ライトを点けて、自宅に忍びこむコナン。
水道・ガス・電気が使われている形跡を発見。
コナン(オレと灰原を監視するには絶好の場所だったってわけか)
キック力増強シューズをONにするコナン(自宅で土足……)。
ドアの陰に、銃(じゃなくて水鉄砲？)を持った人(＝有希子)が。
そのドアを開けて驚くコナン。
(って、有希子さんよ……あなた様ってお方は一体。
第一、いつの時点で来日なさったのか。それとも帰国自体しなかった？)
コナンは有希子に変装(＆何か物凄いメカ)を施される際に、自分の推理を明かす。
ベルモット＝クリス＝シャロンは、(変装による)同一人物だろう事。
ベルモットは、(有希子を通して)新一の幼少時代を知っている故に、コナンの素性を見抜いただろう事。
そして、コナンをベルモット自身の事情に巻きこみたくないのだろう事を。
船上パーティ。
小五郎＆園子が、フツーに(笑)変装して参加している。
「メデューサ」は、実は有希子である。
パーティ主催者側は、危険な内容の手紙など同封していないと小五郎に返答。
「透明人間」(どういうギミック？)が乗船。「工藤新一」と記帳。喜ぶ受付。
阿笠家。
どうにも風邪の治らない灰原(マスク無し)は、麻酔から覚めて地下室で目覚める。
(どうやらコナン達によって故意に完全監禁されたらしい)
コナン＆阿笠の声(カセットテープによる物)が聞こえる。
(コナンはともかく、阿笠はドコに居るのか。
コナンの着信を待つべく、既にビートルにいたのか？)
デスクの引き出しの物の配置が微妙に動いてる
(↑追跡眼鏡の予備を隠し持ってないかコナンが確認したため)
という事に気づく灰原。
パーティ。
新一が乗船している、と受付が言いふらすのを聞く「ゾンビ」。
阿笠家。
新出から灰原(マスク付き。即ち変化している)への電話。
新出は、灰原を診療に誘う。受諾する灰原。
パーティ。
殺人事件発生。
阿笠家。
車(……この中にいつの間に人が？彼女が？)で訪れるジョディ。
ジョディは、新出の代わりに来たと灰原に説明。
灰原＆ジョディは、阿笠家を脱出。二人でドライブ。灰原は咳しまくり。
そんな二人を戸惑った顔で車で追う新出。ミラーに映る新出を見つめる灰原。
パーティ。
事件を冷静に捜査する「透明人間」。
小五郎は毛利家に電話するが、蘭は出ない(出られるワケが無い)。
「透明人間」が包帯を取ったら、新一だった。彼は公衆の面前で解決する。
ただし風邪だと断って、口許に右手を添えながら、咳きこみながら。
(この時、周囲に「有名だった」と言われるのは笑える)
「ゾンビ」は、実はウォッカである。
彼は『ジェットコースター殺人事件』(原作第1巻 アニメ版第1話)で、新一は死んだと確信していた。
路上。
灰原＆ジョディのドライブ。
灰原「ねぇ。一つだけお願い、聞いてくれる？」
(どうやらジョディに、新出へ推理を叩きつけるよう依頼した様子。
しかし、やはり疑問が残る。新出を疑うようになった具体的根拠は？)
灰原は咳しまくり。
波止場。
ジョディ停車。新出が追いつく。灰原は、ジョディの車に残る。
(この場所は、船とはどれくらいの距離？遠い？)
ジョディ「お手伝いのひかるさんが引き金を引いてー、あなたの父親を殺した事を隠してね」
新出「ひかるさんが引き金？」
ジョ「とぼけても駄目ね。私、毛利探偵にコッソリ本当の事を聞きましたー」
新出「何を言っているんですか？ あの事件の犯人は、僕の義理の母。
それに死因は感電死。拳銃なんかじゃありませんよ」
パーティ。
犯人の「狼男」が告白。
狼男「ベルモットっていう、あの悪魔なんだよ！」
波止場。
ジョディは新出に大笑い。
ジョディ「私が今言った引き金とは、電気のブレーカーの事ね。殺人の仕掛けを仕組んだのは
犯人ですがー、ブレーカーを上げて殺人の『引き金』を引いてしまったのは、
何も知らなかったひかるさん。その彼女を傷つけないためにー、
犯人と警察が示し合わせて嘘の調書が作られたんでーす。殺人は別の方法で行われたとね。
まあ知らなくて当然でーす。あなたが警視庁から盗んだ調書にはそんな事書いてありませーんから。
裁判を乗りきってDr新出であり続けるために盗んだ、あの事件の調書にはね。違いますかー？」
(以下の台詞は英語。日本語訳アリ)
ジョディ「『女は秘密を着飾って美しくなるのよ』。覚えてる？
あなたが私に残した最後の言葉よ。そして忘れまいと何度も口ずさんだ、父の敵の言葉」
言われて新出は、完璧な変装を剥ぎ落とす。その素顔は―― 。
回想。
ジョディ「あなた誰？」(灰原とは微妙に違って見える？ まさか親戚だったりして)
ベルモット「秘密よ秘密。教えられないわ。女は〜」
現実。
ジョディ本領発揮。
ジョディ「そしてあなたは家に火を放ち、何もかも灰にしたのよ。FBIの捜査官として
父が秘密裏に集めた、あなた達の調査資料と共に。でも私は助かったわ。
父の仲間が守ってくれたわ。証人保護プログラムを私に適用してくれて」
ベルモット「ああ、命の危険がある証人の名前や住所を変え、別人にして保護する馬鹿げた制度」
ジョディは、FBI捜査官、ジョディ・スターリングだった。
ただし、この「スターリング」もまた酒の名前である。
パーティ。
「狼男」は、ベルモットに殺人を無理やり教唆されたと証言。
波止場。
(以下の台詞は日本語)
ジョディ「分かるわよ。大した病気でもないのに、お忍びの女優クリスとして素顔で
あの新出病院に通いつめてる姿を見れば。彼を殺して成りすますつもりだって事はね」
ベルモット「じゃ、もしかして私の車の目の前で、家族を乗せた彼の車がガードレールを突き破って
海に沈んだのは、あなたの仕業だったとか？」
ジョ「ええ。殺される前に事故で死んだように見せかけたのよ。
車が海に沈んだままにして。彼が死んだ事を誰も知らなければ、
あなたがDr新出として立ち回りやすいから。
勿論その車に乗っていたのは、酸素ボンベを背負った私の仲間。
本物の彼は、遠い所で平和に暮らしているわ。
そしてあなたは、我々の思惑通り新出病院に居座って何かを調べ始めた。
その何かは、あの病院のあなたの部屋に忍びこんだら一目瞭然だったわ。
ダーツの矢で串刺しにされた二十歳前後の赤みがかった茶髪の女性、
あの写真の女性を見つけ出して消そうとしているってね。
ここからは質問。
あなたが連れ出そうとして殺そうとしていた写真の女性と、瓜二つなこの女の子。
もちろん証人保護プログラムを要請するけど、本当にあの写真の女性なの？
まだあるわ。その写真の下に貼ってあった2枚の写真に書かれた
『Cool guy』と『Angel』の意味。
あの男の子は確かに頭が切れるけど、『男(ガイ)』じゃなく『子供(キッド)』よね？
そう、あのコナンていう男の子。
あのボウヤがこの少女の元から離れるまで手を出さなかったその理由。
ジャックされたバスの中で、あなたが身を挺してまで護ったそのワケを答えてくれる？」
……小学生読者たちは置いてきぼり食らってると思うんですけど……。
あと、「病院」じゃなくて「医院」。車の人たちは変装してたのか？ 我々って誰だ？
ジョディはベルモットに発砲し、ベルモットの銃をはじき落とす。
ジョディ「こっちの警察との合同捜査は、あなたの身柄を確保した後で要請するわ」
そして。耳にイヤホンを付けているベルモットに、ジョディは発言。
ジョディ「あなた、どうして――どうして歳を取らないの？」
銃を構えたまま、発言を続けるジョディ。
ジョディ「私があなたに目を付けたのは、あなたが母親の棺の前で言ったあの台詞。
胸を高鳴らせて調べたら、見事に一致したわ。
あなたが私の父を自殺に見せかけて殺した時に、
不自然な落ち方をしているのを直そうとしてつかんだ父の眼鏡、
そのレンズに付着した指紋とあなたの指紋がね。
でも疑問が残ったわ。20年前の事件の被疑者にしては、あなたは若すぎる。
まさかとは思ったけど、或る人物の指紋と照合してみたら、背筋が凍りつくような事実が判明したのよ。
あなたが母親のシャロン・ヴィンヤードと同一人物だって事がね。
そしてやっと見つけたってわけ。
あなたの逮捕を妨げていた、その謎を説明してくれそうな証人を」
その瞬間カルバドス(シルエットのみ)が、ジョディを狙撃。
ジョディは腹部を負傷。ジョディ自身の車に寄り掛かるようにくずおれる。
ベルモットは逆に、ジョディの銃を奪って向ける。
ベルモット「気づかなかった？ 毛利探偵が関わった事件の調書を盗んだのには、もう一つ意味があったのよ。
全て盗んだのは、必要としている事件の調書を特定させないためだけど、
警視庁にソレをまとめて送り返したのは、私が日本にとどまっている目的が、
毛利探偵と関係があると匂わせてあの探偵事務所を張り込ませてあぶり出すため。
あなた達ＦＢＩの仲間をね」
ジョディ「じゃあ私たちがあなたの部屋に忍びこんだ事を」
ベ「ええ、知らないふりをしていたのよ。
あの写真を見せたら、あなた達がこの女を見つけてくれるかもしれないと思ってね」
灰原＆新一は、揃って咳しまくり。
ジョディを殺そうとするベルモットの銃が、車内からサッカーボールで撃墜される。
灰原が完璧な変装を剥ぎ落とす。その素顔は――。
新一も完璧な変装を剥ぎ落とす。その素顔は――。
(詳細は敢えて書かない。二人ともイヤホン付き)
灰原＆新一の変装は、有希子の手による物だった。
(『命がけの復活』で使ってほしかった、このアイディア。ただ6時間かかったとゆーのは……)
そして名探偵たちは互いに元気に会話……って、二者の距離は？
(それに。果たして平次はいつの時点で来日、もとい上京したのか。
和葉と一緒に制服を着てる時に、コナンからメールが来たようだが)
パーティ。
平次(奴らは自分を遠ざけて何かやらかそ思てるから)
関西弁の「自分」て、大半は「you」ですが……分かりにくい表現。
そして平次が工藤家に行ったら有希子がいた、という経緯(……)。
波止場。
ついに、ベルモットに向けられる麻酔銃。
ソコに予備の追跡眼鏡で……灰原が来ました。(How？ タクシー？ それとも？)
パーティ。
ウォッカはジンに、電話で状況報告。愛車内で話を聞くジン。
波止場。
不測の事態に慌てたため、ベルモットに逆に麻酔銃で眠らされるコナン。
(とうとう自分が射たれたか。でもこの麻酔の有効時間て、実は相当に短いのか？)
ベルモットは、2丁目の銃を(今度こそ本物の)灰原に向ける。
パーティ。
シャロンの真意を考える有希子。
波止場。
灰原の決意。
灰原「全てを終わらせに来たのよ。たとえあなたが捕まっても、私が生きている限り、
あなた達の追跡は途絶えそうにないから。その代わり約束してくれる？
私以外、誰にも手をかけないって」
ベルモット「いいわ。FBIのこの女以外は助けてあげる。
でも、まずはシェリー、貴方。恨むのなら、こんな愚かな研究を引き継いだ貴方の両親を――」
その瞬間。
ジョディの車のトランクから華麗に登場＆カルバドスの狙撃を避ける軽業を魅せる蘭。
カルバドスに銃を向けて、必死に制止するベルモット。
銃撃から身を挺して庇う蘭に、灰原は姉(明美)の面影を重ねる。
あの通り魔(『工藤新一NYの事件』)もベルモットだった……。
ジョディも2丁目の銃で、ベルモットに反撃。ベルモットは右腕を負傷。
ショットガンを手に、赤井が登場。彼はジョディの仲間と判明。
赤井はカルバドスの銃を奪い、その両足を折ったと発言。(カルバドスの立場ナシ)
防弾体策しまくりのベルモット(の顔)を、赤井は攻撃。素顔であると指摘。
ベルモットは、コナンを人質にしてジョディの車内へ。
そして、ベルモット自身の車のガソリンタンクを破壊して逃走。
カルバドスは銃で自決。(本当、コイツの立場って一体……)
やっとこさ日本警察が登場。ヒロイン達は仲良く気絶。
赤井「じゃあ後は任せた。長期休暇で来日していたFBI捜査官がガキの誘拐事件に巻きこまれたとでも
言っといてくれ。
あの女を逃した現状では、本当の事を話しても誰も信じてくれんだろうし、結局本命は出て来ずじまい。
それに、俺はまだその茶髪の少女と顔を合わせるわけにはいかないんでな」
などと、謎な言葉をジョディに残して赤井は退場。
ベルモットの携帯電話に届いたメール。
『どうやら私はお前を自由にさせ過ぎたようだ。私の元へ帰って来ておくれ。ベルモット』
(……どう見ても日本語)
トンデモナイ賭けを行うベルモット。(一応撤退？)
「パァン」て何だ？ (銃声？ メカの破壊音？)
(恐らく先に目を覚ました)ベルモットからジンへの電話。
ジン「赤井秀一にやられただと？」
ベルモット「ええ。彼に偶然見つかって、アバラ3本持って行かれたわ」
ジ「ああ、1年前にお前がＮＹで通り魔に化けておびき出し、殺しそこねたあのFBIか」
ベルモットは、新一を知らないとジンに(嘘の)証言。
コナンは阿笠に発見される。録音した証拠は消失。
ベルモットは、何をコナン(＝新一)に求めているのか？
「キール問題」覚書へ進む
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