兵どもが夢の跡

(当サイトは、2018年12月31日をもって、更新終了しました)



当地は、私が好きだった作品『名探偵コナン』のデータを主としています。

サンデーとは、前作品の『YAIBA』からの付き合いでした。
アニメシリーズも、初回からリアルタイムで見ていました。

この作品と出会ったおかげで、古典ミステリへの思いが強くなりました。
ドイルも乱歩もクリスティもクイーンも横溝もルブランも再読しました。
P.D.ジェイムズもパレツキーもシムノンもチェスタトンも探して読みました。
また、『コナン』を好きになり始めた頃は、ネット世界のまさしく黎明でした。
メールも掲示板もチャットもオフ会も詳しくなりました。
充実していました。

1999年。『命がけの復活』を境に、日参していたサイトが軒並み閉鎖されました。
その中で、何とか自分は踏みとどまって、サイト作成にこぎ着けたのが2005年。

その後、2009年9月を最後にアニメ視聴を中止。
更に、2010年5月を最後にサンデー購読を中止。
現在は原作コミックスを読む以外、最低限の情報を得るだけに止まっています。

それでも、この作品を愛していた事実は変わりません。
どんな形でも、最終回を見届けるのが、当サイトの目標です。



なお、以下の文章はサイト開設当初の内容です。参考までに残しておきます。
(2012.9.20記)



------------------------------------------------------

FIRST CONTACT  ――ちょっと気取って――

百年ぶりの世紀末。
アニメ版『名探偵コナン』初代OPにあるこの言葉は、
「推理小説が生まれてから」という枕詞を与えた途端、実に趣深い物に変化する。
ポーによるデュパンを踏まえ、ドイルがホームズを創造したのは、
まさに100年前、19世紀末の事。
当時はガス灯が街を彩り、移動手段は馬車、通信手段は新聞と電報だった。
この後、ルパン、ポアロ、明智、金田一……と様々な主人公が登場するが、
それにしてもポーもドイルも予想できなかったに違いない。
約100年後、恐らく史上最年少の探偵が登場しようとは。
それも助手ではなく、独立した個人として登場しようとは。
私が「彼」に初めて会ったのは、1994年7月の水曜日。
漫画の世界では、既に別の高校生名探偵が活躍していた時だった。
第一印象は、「何、この子? ……可愛い」(これじゃ蘭と同じだってば)。
一見は人畜無害。顔の中で自己主張してる黒縁眼鏡。
七五三の会場から逃げ出して来たみたいな服装、そのくせ足に履いてるのはスニーカー。
抱しめたくなる輝く笑顔、その奥に潜む険しい眼差し。二つの顔をもつ者。
その正体が高校生だと知って、絶句した。その瞬間――私の運命は決まった。
素性を隠して真実を追う展開も気に入った。
他人を麻酔銃で眠らせるパターンは、正直なところあまり好きではないのだが、
こちらは今度はアニメには最高の設定と化す。
連載2周年を期してのアニメ化は大成功したと言えるだろう。
長々と書いたが、とにかくこれは私の一大文章群。いつかは脱稿する時が来るだろう。
しかし今はまだ、加筆と修正の日々である。



…………なんて。(笑)
大げさな事を長々と、勢いに任せて、ワープロ専用機(PCに非ず)で
書き上げたのが、ざっと10年前。1996年。高校時代。
まさか10年経った今、本当に脱稿する時が来るとは。
それこそ想像の外でした。

この10年の月日の間、幾つもの『コナン』ファンサイトをさまよいました。
その、他の方のファンサイトのおかげで書けた二次創作(小説)を、
ここでは主に扱っています。
将来的には、今もワープロ専用機で集め続けているデータ達についても、
その総括をまとめていきます。また、未発表の小説も掲載して行きます。

あくまでも個人的な場です。
出来るだけシンプルな画面を意識しています。
自分が愛していたサイトを模している部分があります。
どことなく懐古趣味かもしれません。

今更ファンサイトを名乗るのも、おこがましいかもしれません。
色々ご意見あるかとも思います。
けれど、ここを見てくださった貴方に、少しでも楽しんでいただけたら、
何よりの喜びです。


それでは、どうぞお楽しみください!
                                     (2005年11月のよき日に記す)






HOME


inserted by FC2 system