≪SCENE 3≫


「奇術愛好家連盟」某日深夜のチャットログ (抄録)






消えるバニー:こんばんはー……って言っても誰もいないか。早すぎたかな?
消えるバニー:むむむ、誰かROMしてる人いますね。早く来て下さい。
イリュージョン:どうも失礼します。ちょっと手間取って>消えるバニー
脱出王:あっ、もう来てたんですか? 定例会の時刻は今なのに(笑)
消えるバニー:手間取ったって何が?
消えるバニー:うー、会話に割りこまれてしまった。何か変。
脱出王:ごめんごめん。改めてこんばんは>all
イリュージョン:何か今日、PCの調子悪いんですよ。妙に重くて>消えるバニー
イカサマ童子:こんばんは。今何の話してるんですか?
脱出王:まだ始まっていませんよ。安心して>イカサマ童子
消えるバニー:イリュージョンが重いって話<今してる話>イカサマ童子
無口な腹話術師:こんばんは。定例会始まってますか? 後いない人は、誰ですか?
消えるバニー:やっぱりちょっと早かったですか?
イリュージョン:重いのはPCですってば。
脱出王:レッドヘリングと魔法使いの弟子です<今いない人
脱出王:早めに来て始めてくれるのはOKですよ(笑)>消えるバニー
消えるバニー:まぁまぁ、言葉のあやですっっ(^^;)
イカサマ童子:調子悪い時、ありますよね。私も文字化けが直らない時があって>イリュージョン

消えるバニー:あと二人で常連勢揃いかぁ。惜しいなぁ。

無口な腹話術師:魔法使いの弟子はともかく、レッドヘリングが遅いのは珍しいですね。

脱出王:時間に正確な人ですからね<レッドヘリング
イリュージョン:やっぱり調子悪い。今日はROMに徹しようかな。

消えるバニー:そんな、頑張って! 根性で何とかなるって>イリュージョン

イカサマ童子:根性の問題じゃないと思いますけど……?<PCの調子>消えるバニー

レッドヘリング:どうも申し訳ない。遅れました>all

消えるバニー:わー、やっと来たね!>レッドヘリング

無口な腹話術師:どうしました? 何かありましたか。>レッドヘリング

脱出王:いつもなら消えるバニーくらい早く来てるのに(笑)>レッドヘリング

レッドヘリング:ちょっとした私用で、思ったより遅くなりまして。不覚でした。

イカサマ童子:今夜は会えないかと思ってました>レッドヘリング

消えるバニー:私用って? もしかしてデートとか?>レッドヘリング

イリュージョン:……もしかしたら直ってきたかも。

イカサマ童子:本当ですか? 良かったですね>イリュージョン

脱出王:どうか無理はしないで下さいね>イリュージョン

無口な腹話術師:ソレはプライバシーでしょう。>消えるバニー

レッドヘリング:残念ながらデートじゃありません。学校の課題をしていただけですよ>消えるバニー
イリュージョン:うん、大丈夫そう<PC

イカサマ童子:じゃあ、どんどん発言しましょう>イリュージョン

消えるバニー:あ、そうか、ごめん――って言おうとしたら、レッドヘリングがもう答えてた〜(^^;)
レッドヘリング:ところで魔法使いの弟子は、まだ居ないんですか?

脱出王:未だに来ないんですよ(苦笑)<魔法使いの弟子>レッドヘリング

消えるバニー:ホントホント。ルーズですねぇ。

イリュージョン:相変わらず顔文字が好きですね。特にその汗の顔>消えるバニー

レッドヘリング:そう、まだ来ない……<魔法使いの弟子

魔法使いの弟子:すみません! 遅くなりました>all

無口な腹話術師:やっと来ましたね。待ってました>魔法使いの弟子

脱出王:あなたが最後ですよ>魔法使いの弟子

イカサマ童子:やっぱり何か用事があったのですか?>魔法使いの弟子

消えるバニー:恋人さんがうるさいんだよねー、遅くまでチャットやってると>魔法使いの弟子

魔法使いの弟子:ええ、まあ。あんまりやるなって言うもんで>消えるバニー

イリュージョン:ご家族の目って厳しいわよね。分かる分かる>魔法使いの弟子

消えるバニー:でも男ならガツンと言っちゃえば? 子供じゃないんだから>魔法使いの弟子

無口な腹話術師:ちょっと……。>消えるバニー

消えるバニー:あっそうね。プライバシーだもんね。反省反省……m(__)m

脱出王:ところでレッドヘリングがさっきから黙ってますけど。

イリュージョン:アラ本当。どうしたの? まさかレッドヘリングも調子悪い?

レッドヘリング:ああ、すみません。今ちょっと、窓から見える月に見とれてて。

消えるバニー:つ、月?

消えるバニー:出たっ! レッドヘリングの必殺技、気障な台詞!

魔法使いの弟子:月、見えるんですか?>レッドヘリング

イカサマ童子:そういえば今夜は満月ですね。

イリュージョン:必殺技って……何か変身ヒーローみたい>消えるバニー

レッドヘリング:いい角度で見えるんです、この部屋。でもそろそろ位置が真上になるから、見えなくなりますが。

無口な腹話術師:ソレは残念ですね。自然の物だから仕方ないですが>レッドヘリング

脱出王:もしも夜空の月を消すなんてマジックが出来たら、面白いでしょうね。

魔法使いの弟子:出来ないですかね? 建物を消すとかはよく有るでしょう?

影法師:私は消える。

消えるバニー:うっ、出たよ嫌なのが。どーしよう(;__;)

脱出王:ダメダメ、気にしちゃ負けですよ(笑)>消えるバニー

イカサマ童子:過剰に反応するのは良くないと思います>消えるバニー

レッドヘリング:やり方によっては、僕は不可能ではないと思います<月を消す

魔法使いの弟子:そういえば、その節はありがとうございました>レッドヘリング

脱出王:僕もそう思います。この世に不可能な事はまず無いですから>レッドヘリング

無口な腹話術師:不可能を可能にするのがマジックの醍醐味ですよね。

イリュージョン:ありがとう、って何?>魔法使いの弟子

影法師:不可能な物は不可能。

レッドヘリング:ちょっとした付き合いですよ>イリュージョン

魔法使いの弟子:メールのやり取りしたんです>イリュージョン

消えるバニー:へぇ、いいなぁ。私はまだレッドヘリングからメール貰った事ない。

イカサマ童子:私は一度あります<レッドヘリングのメール

イリュージョン:私もまだ無いですよ<レッドヘリングのメール>消えるバニー

脱出王:我々の付き合いは、掲示板とチャットが基本ですからね。メールはあくまでも個人的な物です>all

無口な腹話術師:確かに。それにココは個人情報を詮索しない事が入会の条件ですし。

魔法使いの弟子:やっぱりダメなんですか?<個人情報の詮索

イリュージョン:場合によるわよ。自己申告なら別にいいんだけど>魔法使いの弟子

レッドヘリング:要は自分の身は自分で守るという事。ネットには色々な人がいますから>魔法使いの弟子
イカサマ童子:男が女にとか、その逆だとか、意外に多くいますよね<色々な人
消えるバニー:ううう、何か難しい話になってきた。頭痛い(@__@)
脱出王:まあ皆さん、ネチケットの話はこの辺にして、別の話に進みませんか?(笑)
イリュージョン:そうですね。消えるバニー、辛そうだし(笑)>脱出王
消えるバニー:あー、笑ったなぁ(笑)>イリュージョン
無口な腹話術師:そういえば来週のオフ会を知らせたメール、全員に届きましたよね?
イカサマ童子:ハイ、届きました>無口な腹話術師
レッドヘリング:確認用の返信をしてない方がおられるんですか?>無口な腹話術師
無口な腹話術師:御心配なく。あくまでも確認です。>レッドヘリング
脱出王:名簿管理、感謝してます。仕事が忙しくて。その代わり宴会の段取りは任せて下さい>無口な腹話術師
イリュージョン:私オフ会、初めてなんですよ。楽しみです。
魔法使いの弟子:僕も初めてです<オフ会>イリュージョン
消えるバニー:早く恋人さんに会いたいですぅー>魔法使いの弟子
魔法使いの弟子:美人ですよ。期待してて下さい>消えるバニー
レッドヘリング:僕らが会うのは本当に初めてです。皆さんがどんな魅力的な方か、楽しみにしてますよ。





(以下割愛)





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