成歩堂龍一
綾里真宵
御剣怜侍
矢張政志
糸鋸圭介
狩魔冥
ゴドー
綾里千尋
綾里春美
「”悪夢”は、しょせん”悪夢”だよ。……現実じゃない」 (『逆転、そしてサヨナラ』より)
あらゆる意味で「コレぞ主人公」と言える主人公。
とにかく、一度聞いたら一生忘れられないその名前(名字)。
「なるほどう」と正しく呼ぶか、「なるほどくん」とアダ名で呼ぶかで、
コヤツの扱いが変わってくると思うのは私だけか。
イメージカラー(=スーツの色)は、青。
ボクシングで言えば挑戦者の色に当たるという点は、偶然でもあるまい。
青スーツに白シャツに赤ネクタイのトリコロール(?)が基本スタイル。
そして何より、どこかの某ハリネズミを思わせる「ギザギザ頭」。
たとえ遠目に見ていても、青い服着てキザギザ頭していたら、ソレは成歩堂。確実。
性格面は、まずは「いい人」だと言いたい。
明るく素直、静かで優しく、どんな時も真っ直ぐ正直。
隠し事はまるで出来ないし、思ったこと全部が顔に出るし。
そして物覚えが悪くて忘れっぽい。
事件の被害者の名前さえ、肝心な時に度忘れしたり。
まして興味ない物事は、覚えようともしないようで。
…………念のため断りますが、成歩堂は弁護士です。プロです。(一応)
他に挙げるべき事は、法廷におけるオーバーアクション。
バンと机を両手で叩き、おもむろに書類を読み上げ、
やおら人差指を突き出して、鋭い顔で名推理をつきつける。
こんな時は、確かにヒーロー然とした男前。
けれども。
推理を間違えた時の、頭に手をやって歯を見せての照れ笑いとか。
言葉に詰まった時の、汗だくだくだくの頭真っ白状態とか。
驚くべき展開の時の、大口開けてのけぞって叫んでる姿とか。
そんな時は、どーにもこーにも可愛く見えて仕方ない。小動物みたいな感が。
…………もう一度断りますが、成歩堂は弁護士です。
ついでに言えば、年齢は24歳(初登場時)。
身長は176cm。かなり上背あります。
と言いますか、体格(ガタイ)いいです。
スーツ越しにあのシルエットだったら、実際どうなってるんだと問いたいくらいで。
(ただし体力ないみたいですが)
酒だって飲めます(二日酔いかと思われる描写アリ)。たぶん寧ろ強いかと。
女の子と付き合った事だってあります。(事情あったけれど)
第一、”あんな理由”で、24で弁護士になれたくらいなら、頭は良い「はず」であり。
司法試験突破は、恐らく大学在学中のはず。
(ただし通ってたのは芸術学部の演劇専攻)
そんなスペックの高い成人男子が、何故か、
(たすけてくれえ……)とか、(こわいよお……)とか、「ごめんなさい……」とか、
そんな稚いボキャブラリーを遣う奴だという事こそ、『逆転裁判』最大の謎かもしれない。
なお、彼の一人称は常に「ぼく」。(心の声も全て)
乱暴な言葉を遣う事もほとんど無い。日本語の鑑。
「お前」さえ、見る回数は、そう多くない。基本は「きみ」。
……と、長く語ってみせたが、コレは私個人の考察に過ぎない。
成歩堂はあくまでも、「プレイヤーの忠実な身代わり」という立場。
彼のキャラクターは、プレイヤーの数だけ存在する、という事を断っておこう。
「そういうときはね。”ありがとう”って言うんだよ」 (『逆転、そしてサヨナラ』より)
父を失い、母を失い、姉を失い、
倉院流霊媒道の未来の家元としてのお家騒動に巻きこまれながら、
冤罪で逮捕される事2回、実際に逮捕される事1回、
誘拐される事1回、行方不明になる事1回、それから冤罪で処刑されかけた事1回、
そして証言台に立った経歴をも持つ、
ミステリ世界では最強だろう不幸を誇るヒロイン。
年齢・17歳(初登場時)。身長・154cm。
彼女は全編こんな調子で、次々と事件に巻きこまれていくため、
直接の活躍は決して多いとは言えない。
そんな彼女を救うべく、成歩堂が必死で現場を走り回る事の方がずっと多い。
だが彼女は、そうやって成歩堂を毎回ピンチに陥らせる一方、
成歩堂の精神安定剤として絶対に欠かせない子でもある(特に第2作において)。
あらゆる意味で、彼女は物語の「縦糸」を紡ぐ人なのだ。
基本的に、性格はとても明るく、少々子供っぽい部分も見られる。
逆に言えば、これほど不幸な生い立ちなのに明るいというのは、強い。
成歩堂たち男性陣より、よほど強いと言えるかも。
山奥深くの名家育ちではあるが、
特撮番組「トノサマン」シリーズや、
魔術師の「マキシミリアン・ギャラクティカ」を愛好するミーハー気質も。
同人活動に理解があるという噂も無きにしも非ずだったりしなかったり。
好きな食べ物は、ミソラーメン。
お菓子も、骨付きステーキも、ミソラーメンも(!?)別腹と豪語する、驚異の食欲の持ち主。
口癖は「ねえ。ねえ」「じゃあ。じゃあ」などの繰り返し言葉。一人称は「あたし」。
そしてイメージカラー(=装束の色)は、紫。
青と赤の中間色、というポジションは、実に彼女らしいと言えるだろう。
「私のとるべき行動を決めるのは、私だ」 (『逆転のトノサマン』より)
20歳で法曹界に入った、検事局きっての天才検事にして、成歩堂にとって最大のライバル。
年齢・24歳(初登場時)。身長・178cm。
実を言うと当方、彼は名前だけでも既にインパクトがあった。
「怜」悧な「剣」の「侍」……一体ドコの剣道家かと一瞬思った。
それに最初はてっきり、「二」か「次」を書くのだと勘違い。
(成歩堂のファーストネーム・龍「一」の字に引きずられてました)
顔は美形というよりも、美人さん?というべきか。
成歩堂の黒髪に対して、御剣は全体的に色素が薄い。髪も肌も。
イメージカラー(=スーツの色)は、赤。
ボクシングで言えば、チャンピオンに当たる色――だが。
彼の服は、果たして赤と呼んで良いものか。
ワインレッドか、小豆色か、あるいは物凄く深いピンク色か。違うか。
もっとも彼の場合、服の色はそれほど問題ではない。
彼の衣装を語る上で外せないのが、そう――。
「ヒラヒラ」。
ネッカチーフとでも呼ぶべきなのか。
フランス料理の襟ナプキンのような、ステロタイプな英国貴族が着てるような、
あのフリフリの「ヒラヒラ」。ファンには「三段フリル」なんて呼ばれてる代物。
どなたか正式名称教えて下さい。切実に。
(追記。調べた結果、「クラバット」(旧式のネクタイの事)という表現がある事を知りました)
初登場時は、気障でクールでカッコつけ、
まさにいけ好かない典型的な悪役として動いてみせる。
大仰にお辞儀したり、大げさに肩をすくめたり。睨んでくるし。
けれども。
話が進むにつれて、彼はどんどん変わっていく。あらゆる意味で。
まず判明するのは、予想してない不測の事態にめっぽう弱い事。
驚くと両腕を突いて机に倒れこみ、白目になって這い上がる。
次に判明するのは、他人とコミュニケーションを取るのが激しく苦手な事。
仮にも客商売(=検事)なのに大丈夫かと尋ねたくなりますが。
なお、彼の一人称は、常に「私」。二人称は基本的に「キミ」。
「うム」「よろしいか」「したまえ」「なのだよ」……と、話し方はかなり古めかしく。
それで、その本質をハッキリ言えば。
坊ちゃん気質のド天然。
お父さん子で、真面目で繊細。でも他人の話は聞いてない。唯我独尊。
そして実は……………………と、
最終的には、「実は」と断るべき過去の事情が多く明らかになっていく。
が、コレを語るのはあまりに勿体ないので、この場では伏せておく。
興味のある方はどうか自分で確かめて頂きたい。
GBA版もDS版も、今なら廉価版で出ているので、と少し宣伝。
ただ、取りあえずは、
成歩堂と御剣との間には、小学校時代に或る接点があったという事と、
その御剣の存在が、成歩堂が弁護士になるきっかけを作ったという事だけは明かしておく。
本当は、「きっかけ」どころでは済まないのだが…………いやいやいや。
最後に、忘れてはならないのが、彼のアダ名。
「みっちゃん」。
或る事件関係者の一人である、お喋り好きなオバちゃんに懐かれた時、
彼はこんな呼び名をもらってしまう。
彼をこのアダ名で呼ぶファンは少なくない。
だが寧ろ驚くべきは、このアダ名が半ば公式設定化しているという事実だろう。
※注意事項
検事(検察官)が所属しているのは検察庁。
刑事(警察官)が所属しているのは警察庁。
つまり検事と刑事が一つの場所にいたり、まして検事が警察を指揮して
動かしたりするという事は、本来ならば考えられませんので、くれぐれもご注意を。
「有罪だぁ! オレを有罪にしてくれよぉ!」 (『初めての逆転』より)
成歩堂の、小学校の頃からの親友。(ひいては御剣の親友でもある)
年齢・23歳(初登場時)。身長・177cm。
成歩堂や御剣より一つ下という事なので、恐らく矢張は早生まれ。
矢張について語るなら、この言葉は外せない。
「事件のカゲに、ヤッパリ矢張」
こう言われ続けて20数年。
実際、意外な時に意外な所で、物語の本筋に大きく関わってくる人。
かつて成歩堂と御剣を引き合わせた張本人でもある。
イメージカラー(=服の色)は、黄色系(=オレンジ)。髪は茶髪。
ただしコヤツは場面ごとに、けっこう着替えている事が多い。
警備員の制服姿とか、絵描きのスモック姿とか。
というのも彼は、数々のバイトを転々としている、いわゆるフリーターだから。
全3作品の中でも、公園の屋台でマンジュウを売ってると思ったら、
今度は豆腐屋で働いてる、という調子。
なお、彼がそうして稼いだ金はほぼ全て、付き合ってる女の子たちに貢ぐ事で消えてます。
果たして彼はモテているのか、それとも弄ばれているのか。何ともビミョーなラインを迷走中。
法廷パートでは、キャラ達の中でも随一のシリアスクラッシャー。
他の誰にも自分自身にも(!?)ワケ分からん、ツッコミ所の多すぎる論をブチかますのが得意技。
その破壊力は、成歩堂はもちろん、御剣さえも大ダメージを受けるほど。
けれども。
本当は、精神年齢は誰よりも一番高いのかもと思ったり。
どこか浮世離れしてしまっている他の面々(例:成歩堂や御剣)たちと比べれば、
むしろ地に足の付いた、等身大の「男」と言えるかと。
一人称は「オレ」、二人称は「おマエ」……と、言葉遣いが普通に荒っぽいのも逆にリアル。
何より、フリーターの身分で、弁護士や検事の親友とフツーに付き合えるってのは、
人として器が大きいなぁと思う当方。
と、そんな矢張の最終的な進路だが。
彼は第3作で、芸術家魂に目覚め、絵本作家を目指す事を決めている。
これ以上、変な女に引っかからなければ、きっと成功すると思うが……。
…………間違いなく引っかかってるんだろーなー、この男は。
「……これが、シゴトッスから。
……一度、このセリフが言ってみたくて刑事になったッス……」 (『逆転のトノサマン』より)
あらゆる現場に出没し、あらゆる事件で証人となる、
警察署の殺人課所属の、ミステリではお約束の刑事キャラ。
年齢・30歳(初登場時)。身長・182cm。
その能力は、時には大いに頼りになり、時には大いに頼りにならない。
機動力こそ天下一品だが、肝心の推理力や洞察力は底辺レベル。
うっかり手がかりを見落としたり、うっかり口を滑らせたりする事が非常に多く、
その度に御剣をはじめとする検事たちから給料を下げられまくっている。
(……って、検察官って警察官の給与査定に口を挟めるものなのか……?)
因みに彼、長くヤヤコシイ名字ゆえ、本名は滅多に呼んでもらえない。
大抵は「イトノコ刑事」と省略形。
狩魔冥に至っては、「ヒゲ」呼ばわり。
メインキャラでは御剣怜侍だけが、正しく「イトノコギリ刑事」と呼んでいる。
糸鋸が御剣にやけに懐いてる(?)のは、この辺にも理由があるのかも。
意外にも自炊派で、特製のウィンナー弁当を披露した事も。
ただし金欠につき、家での食事はもっぱらソーメンが常食である様子。
一人称は「自分」。二人称は「アンタ」。口癖は、語尾に「〜ッス」と付ける事。
イメージカラー(=コートの色)は、緑。
ところで彼、左耳に赤鉛筆を差しているのは何故なのか。
実は競馬好きという設定もあったらしいが、今となっては謎である。
「そんなコトはどうでもよろしい」 (『逆転、そして再会』より)
18歳にして検事歴5年。アメリカで無敗を誇る天才検事。
自他共に認める完璧主義者でもあり、
相手を完膚なきまでに叩きのめす事を常に求める。
逆に、勝負を逃げたり、はぐらかしたりする事はひどく嫌っている様子。
年齢・18歳(初登場時)。身長・162cm。
(第2作で初登場のため、実際は真宵と同い年)
御剣と同じ師匠の下にいたため、彼とは兄弟弟子にあたる。
その御剣とは、「レイジ」「メイ」とファーストネームで呼び合う仲。
一方、成歩堂に対しては、ワケあって強烈に敵視しており、
何かと言っては、「成歩堂龍一!」とフルネーム呼び。
なお、一人称は普通に「私」。
アメリカ育ちだけあって(?)、ときどきアヤシイ日本語を用いる事も。
「泣きっ面に鞭」とか「無知には鞭を」とか「死者に鞭打て」とか。
二言目には「バカ」と言って、相手を罵倒する事も結構多い。
そして、彼女を語る上で欠かせない物は、「ムチ」。
漢字で書けば「鞭」、英語で書けば「whip」のアレである。
気に入らない物事があると、ここぞとばかりに振り回し、
気に入らない相手をぶち倒す。(被害者は主に、糸鋸と成歩堂)
裁きの庭である法廷だと更にヒートアップし、
裁判長・弁護人・証人の全員へ、3連コンボがクリーンヒット!
(注:『逆転裁判』は、格闘ゲームではありません)
だが彼女のこんな行動は、実は不器用(すぎ)な愛情表現と言えなくもない。
生まれた時から「完璧でなければならない」「天才でなければならない」
という業を背負っている彼女のプレッシャーは計り知れない。
今後も是非とも、彼女には勝気で強気で突き進んでもらいたいものだ。
ただし、くれぐれもムチは程々にして欲しい、かな。
(フツーなら暴行&傷害罪だろアレって……)
「そいつが……オレのルールだぜ」 (『盗まれた逆転』より)
本名・年齢・国籍、その一切が不詳とされる、謎の検事。性別は男。身長・185cm。
とにかくこの人は、見た目が独特。
銀髪色黒、そして何より顔の上半分を覆う、赤いレンズの大きな仮面。
なぜか成歩堂に敵意を持っており、わざと「まるほどう」と間違った呼び方をし続ける。
一体どうしてなのか、全て語りたいところだが。
この人は全身これネタバレの固まりのため、詳しい事はどうしても明かせない。
その本名さえ、本筋の重大なネタバレになりかねない。よって伏字とさせて頂く。
(ネタバレ→)神乃木荘龍(かみのぎ そうりゅう)(←ネタバレ)
その人柄を一言で言えば、カッコよすぎてヘンな人。(←ほめ言葉)
知らない人に説明するなら、「(次元大介+工藤俊作)÷2」といった感じ。
会話の際は、とりわけ凝った隠喩を好み、
何を例えて言っているのかさえ分からない時もしばしば。
一方、推理に関しては、いかなる時も冷静沈着。
事件の流れを誰よりも(裁判長よりも)熟知しており、充分すぎる貫禄を誇る。
一人称は「オレ」。二人称は「アンタ」。
口癖は、「クッ……!」と笑う事と、語尾に「……だぜ」とつける事。
そして、忘れてはならない彼のキーワードは「コーヒー」。
ラージサイズのマグカップで、とびきり濃いオリジナルブレンドを飲み乾すのを常とする。
台詞の隠喩でも、コーヒーを持ち出す事は結構多い。
しかし、口に含んだコーヒーを吹き出したり、挙げ句に相手にカップを投げつけたり……
という行いは、大いに「異議あり」なところだが。
もっとも、彼がカップを投げるのも、(冥のムチと同じ)愛情表現の一種と見るべきだろう。
ラストの場面、成歩堂と酌み交わしているのは明らかに、「誓いの杯」ですから。
……って。そもそも裁きの庭である法廷でコーヒーなんぞ飲んでいいのか、とゆーツッコミは、
どうかご勘弁。
「信じなさい。そこに道があるわ」 (『再会、そして逆転』より)
成歩堂に「逆転の発想」を教えた、彼の弁護の師匠さまにして、
成歩堂法律事務所の前身・綾里法律事務所の所長にして、
事務所のマスコットである観葉植物・「チャーリーくん」の名付け親。
母親の失踪、ひいては自らの一族の因縁に立ち向かうべく、
倉院流霊媒道の次期家元の座を、妹である真宵に譲り、弁護士を志した人。
身長・168cm。享年・27歳。
そう。
彼女は、物語の序盤、第1作・第2話にて、殺人事件の被害者として退場してしまうのだ。
ミステリ作品のメインキャラであるにも関らず。
よって以後は、事実上の浮遊霊として、
同じ霊媒師である真宵や春美の身体に宿る形で登場する。
(全編通して意識が連続しているため、順当に考えれば、成仏していないとした方が自然)
群を抜いた美貌とプロポーションと、真宵以上の霊力と、成歩堂以上の推理力……
というように、おしなべてパーフェクトな能力を誇る。(因みに一人称は普通に「私」。)
そのためプレイヤーとしては、
「困った時の千尋頼み」というか、「神様・仏様・千尋様」という頼みの綱。
今となっては過ぎた事だが、もし生きていたら、
先輩弁護士と共に幸せな時間を過ごせたかもしれないとも思ったり。
もっとも彼女、成歩堂が独り立ちするまでは、おちおち成仏も出来ないかもしれないが……。
「わたくしには、真宵さましか……いないの」 (『さらば、逆転』より)
倉院流霊媒道の分家の娘でありながら、本家をしのぐ霊力を持つ少女。
真宵とは従姉妹の関係に当たる。
年齢・8歳(初登場時)。身長・125cm。
母親の教育の賜物か、自分の住む霊媒の世界しか知らない箱入り娘。
「弁護士」も「電車」も、その意味からして全く知らない。
日頃の会話においては、完璧なまでの敬語使い。
一人称からして「わたくし」という徹底ぶり。
よって、やはり丁寧な日本語を遣う成歩堂とのやり取りは、
まるで日本語の教科書のようである。
が、その一方、男女の機微については妙に敏感なところがあり、
何かと言っては、成歩堂と真宵をカップルとしてくっつけたがる。
そんな彼女の弱点は、手先がやや不器用な事と、漢字をあまり知らない事。
(まだ小学生なのだから、当然といえば当然の事なのだが)
そして実は彼女こそ、シリーズ最後の事件における、キーパーソンの一人。
ここで詳しく語る事は出来ないが、
彼女には強い心をもって生き抜いてもらいたいものである。