『再会、そして逆転』実況レポート (法廷パート1回目・前編)

今回の目的は、イトノコ刑事の証言を崩す事。



開廷直前。
かつて対決した狩魔豪検事の事を思い出す、成歩堂と真宵。
そこに春美が駆けつける。
何でも、里を抜け出して、独りで裁判所まで来たと言う。

成歩堂「もしかして、歩いてきたの?」
春美「まさか! ……もちろん、走ってきました!」
真宵「はみちゃん。あの……電車は?」
春「はい? ”でんしゃ”……ですか?」
どこか根本的なところで間違ってるような気がする。春美の受けてる教育。


そんな中、何も知らない真宵が、成歩堂にとっての禁句を。

真宵「あたしやっぱり、御剣検事がよかったよ」
春美「みつるぎけんじさん……って、どなたですか?」
真「んーとね。なるほどくんのライバル。……でも、親友なの」

ここで、第1作の回想シーンが少しだけ。御剣のボイスが聞ける。

真宵「……とまあ、こんなカンジでさ。宿命のライバルだよねー……」
成歩堂「真宵ちゃん! ……その名前は口にしないで」
真「……ど……どうしたの? なるほどくん……」

……本当どうしたんだよこの男は……。



さて。いよいよ開廷。
成歩堂の前に立ちはだかる、新たな検事。

冥「私の名は狩魔冥(かるま めい)。……天才検事よ」
自分で言うか。
全クリア後、改めて見ると、逆に物凄く可愛いけれど。

冥「ジャマすると、このムチがモノを言うわ」
と、言ってる端から振り回す振り回す。超絶なるムチの攻撃。
(ムチを左手に構えているところは、確かに親子)

冥「カクゴすることね…・・・成歩堂龍一ッ!」
人をフルネームで呼ぶ、彼女のこの癖のおかげで、成歩堂のファーストネームを改めて思い出す。



さて。最初の証人。イトノコ刑事。
まずは、事件の凶器――ピストルとナイフについての情報を得る。

冥「至近距離で弾丸を撃ちこまれると、弾痕のまわりに、コゲあとがつく」
この「至近距離」とは、30〜50cmを差す。
強く押し付けないと焦げ痕は出来ないと思うのだが……
作中でこう明言されてる以上、決してアンフェアではない。


真宵の正当防衛を認めるか、そう問われた成歩堂が出す結論。
成歩堂(《正当防衛》を主張するということは……、
     つまり”殺害”を事実として認めてしまうことになる!
     真宵ちゃんはこれからの一生を殺人者として生きることに……)


この台詞。
一見、ヒーロー然とした正義感からの言葉に思えるが。
事件の真相が見えていない段階でこう断言するのは、或る意味、無責任とも言えまいか。

弁護士の目的は、依頼人の無実のため「だけ」ではない。
その事を、成歩堂は後に思い知る事になる。



最後の「トドメ」(by冥)とされる証拠物件。
この証拠品から、「被害者が無抵抗だった」という論を崩す事になるのだが。



ここからサッパリ解けなくなった奴は私です。



今にして思えば……
裁判長「その装束を穴のあくほど見つめても、しかたありません」
伏線は密かに、でも確実に敷かれていたというのに。

攻略本様々でございます。本当に。
(解き終わった今なら分かる。整合性は充分)

しかし。
せっかく立てた成歩堂のこの推理も、結局、真宵の無実を証明した事にはならず。
あくまで、当時の真宵は正当防衛だったのだという事を証明したに過ぎない。

もっとも、この段階ではまだ、真宵の無実を証明するのは、どだい無理なんですが。
(理由:証拠品が足らないから)



冥に命じられて、事件の様子を推測するイトノコ刑事。

ところで、事件の凶器となったピストルは、被害者の霧崎が持って来ていた物らしい。
糸鋸「ヤミルートから手に入れたッス。事件の2日前に」
とゆー事は。
世が世なら霧崎も罪に問われたわけだ。銃刀法違反で。
霧崎にも後ろ暗い部分があったという事なのか……。


そのイトノコ刑事による推測は難なく崩せたものの、今度は冥による推測に苦戦。
多分つきつける証拠品はコレだろう、と何となくは分かったものの、自信が持てず。

その理由はズヴァリ――真宵の装束の、たもとの長さを勘違いしてたから。
何故か振袖みたいな長さのイメージが、頭に浮かんでしまって……。



まあ、何はともあれ。
現場の不自然さを立証したところで、第1ラウンド終了。


つまり……。
裁判はまだまだ続くんだなぁ……やれやれ。




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