『盗まれた逆転』実況レポート (探偵パート2回目)

法律事務所にて。
春美は一旦、独り里へ帰る事に。
取り戻した「倉院の壷」が本物かどうか、確かめるためである。
何故か、ピンク色まだら模様が付いているので。


よって、残った真宵とする会話。
その話題は、倉院流霊媒道について。

真宵「今度、霊行道場へ行って、みっちりやろうかな、って」
と、修行中の身である自分の将来を考えている真宵。

真宵「倉院流の霊媒術で死者を呼ぶと……霊媒師の意識は、とぎれちゃうの」
成歩堂「だから、ヘタに思念が強い霊を呼んでしまうと……
     霊媒師は身体を乗っ取られて、トンでもない事件を引き起こす。
     しかも……霊媒師自身は、そのときのことはおぼえていない」

この設定は非常に重要。
要するに、身も心も全くの別人になってしまう、と考えた方が分かりやすい。



さて。いま調べるべきは殺人事件。
この章は、比較的自由性が高い。
どの場所から調べても、それほど展開は変わらない。


まずは、怪人のアジトこと天杉の自宅へ。
夫とのなれそめについて、話す希華。

かつて、押し入った強盗に捕まった希華を、
ガードマンとして華麗に救ったのが、天杉だったとの事で。
希華「ああ、この人はイザというとき、イノチをかけて戦えるヒトだ……。
   アタシね、そう思ったんだ。うれしかったよ」
成歩堂「それは……ホレちゃうかもしれませんねー」
と、天杉を見直す成歩堂。

(追記。この時、あの宇宙人の装備品をチェックすると、事の真相が判明する)



次に、希華に教えてもらった、KB警備会社へ。
殺人現場である、ビルの1Fにある社長室で、イトノコ刑事と会話。

その話によると……
KB警備の社長・毒島黒兵衛(ぶすじま くろべえ)の死体が、
その社長室の金庫から発見されたのは、午前9:00頃。
殺害されたのは、その前日(=事件当夜)の午前1:00頃。

それから、哀牙の話。
仮面マスクの最初の事件である、「エマノンの涙」事件の新聞記事を見た真宵が、首を傾げる。
真宵「あれ。この警備員さん……どこかで見たこと、ない?」


なお、この時、霊力を持つ勾玉を見せてみると、笑えるネタが一つ。
糸鋸「お。サンキュッス。ちょうどノドが痛かったッス。……ぱく」
真宵「きゃわああ! ナニするんですかッ!」
糸「ぎゃあ!
  ……ちょっとキレイだから、キャンデーかと思ったッス」

成歩堂「こんなデカイの、よく口に入りますね」
糸「あやうく、飲みこむところだったッス」
って……実際問題、どれくらいのサイズなんだろう。この勾玉。
(私が持っているペンダントヘッドの勾玉だと、3cm×1.5cmくらいなのですが)


部屋のアチコチを調べていくと、何故か仮面マスクの犯行を記録したファイルが見つかる。
また、壁には非常ブザーらしきボタンが。

好奇心ゆえに、早速そのボタンをを押してみる真宵。
すると当然ながら、部屋中に鳴り響く警報。
すると当然ながら、イトノコ刑事に怒られる。

だが、殺人が起こったのなら、必ず使われているはずなのに……
糸鋸「ブザーのボタンには、指紋が残っていないッス」
という事が気にかかる。



結局、事件当夜の警備システムはどうなっていたのか?
ソレを知るため、ビルのB3にある警備室へ。
やたらメカニカルな部屋にたどり着くと、出迎えたのはヤッパリ矢張。

この時、壁の張り紙を調べると、
《警備員・鋼鉄のオキテ5ヶ条》の文字が。そしてその最後には、コレ。

《以上。大センパイ・大場》

矢張「なんか、ミョーにハクリョクがあるオバチャンでよ」
   「今は彼女、旅行中でさ。こうしてハネをのばしてるワケ」



さっそく事件当夜の流れを問いただすと、矢張にサイコ・ロックが発動。
ただし、情報は既に足りているので、即解除できる。

すると、どうやら矢張、肝心の事件当夜に、警備室から席を外していた模様。
しかも、その理由がコレである。
矢張「え……エミコが」
   「『どうしても今、お話したいの』って、エミコが言うから……
   それで、行ってみたら……アイツのヨコに、立ってやがったんだよ!」
   「新しい彼氏だってよ! 笑わせるじゃねえか!」

笑いたいのはこっちだ。つーか笑うしかない。
まさか女にうつつを抜かして、仕事をすっぽかすとは。何とも。


その責任を成歩堂に問われ、事の重大さをやっと思い知ったか。
矢張「オレ、出なおすよ! マジメにやり直すからさァ!」
協力的になってくれた矢張に、証拠品を色々と見せてみる。

特に、秘宝展のポスターを見せてみると、驚くべき事態が。
矢張「こんど、お寺めぐりでもしねえか、成歩堂!」
あの矢張が、男を誘った!?  (←日本語間違い)


閑話休題。
果たして事件当夜、社長室の非常ブザーは鳴ったのか否か。
記録を確認してみると――――嫌な予感は、当たった。
矢張「あの晩……1回だけど……鳴ってるぜ。午前……1時ごろだ」

より正確には、午前1:02の出来事。



今度は天杉と話をするべく、留置所を目指す。
が、しかし。その時の天杉は取り調べ中。
そのため、まだ行っていない場所――高菱屋に行ってみる。


地下倉庫に着くと、霧緒はまだまだ大パニック中。
壷が見つかった事を教えると、やっと笑顔を取り戻す。

けれども。
その壷の詳細を尋ねたら、霧緒にサイコ・ロックが発動。
何となく真相は分かっているので(私が)、早く解除したいところだが。
肝心要の壷そのものが、今は無い。
結局、先に天杉と話を済ませる必要がある。



留置所に戻ると、やっと会えた天杉。
天杉「ボクを……ボクを見捨てないでくださーーーい!」
流石の彼も、殺人罪で捕まるというのは一大事のようで。


事件当夜の流れを改めて尋ねると、
やはり当時の天杉が居たのは、高菱屋でなく、KB警備の社長室の方だった。

天杉「社長室に入ったら……、だれかが立っていたんです」
その”誰か”に頭を殴られ、次に目を覚ましたら、死体があったという次第。

ただし、
天杉「……とにかく、死体を何とかしようと思いました」
と言っている以上。
少なくとも、死体遺棄罪は決定(のはず)。
その場をしのごうと、社長室の金庫に押し込んだのだから。


事件の情報を得るため、証拠品を色々と見せてみる。
「エマノンの涙」事件の記事を見せると、その当時の話題に。

天杉「そこにあるポリバケツの中に怪人の衣装をかくして……」
   「……でも、さすがは名探偵ですよね。
   ボクがバケツに捨てた怪人の衣装、見つけちゃいましたから」
   「ウチに持って帰っちゃったみたいですね、探偵さん」
   「……その数日後でしたね。ボクのウチに、最初の脅迫状が届いたのは……」
   「《エマノンの涙》事件から、数日たったころでしたね。
   ウチに脅迫状が届いたんです。《おまえがやったんだろう》って」
   「指定の貸金庫に宝石を預けたら、あとで100万円も送ってきてくれました」
   「それからです。ボクのところに、計画書が届くようになったのは」
真宵「じゃ、じゃあ、まさか。犯行の計画を立てたのは……」
天「ええ。2回目からは、ボクじゃないですよ」
  「計画どおりに盗み出したエモノは、指定の貸金庫に預けるんです。
  そうすると、おカネが送られてくるんですよねー」

つまり。この事件において、実行犯と計画犯は、それぞれ別人だったのだ。
最初の「エマノンの涙」事件以外は、全て。


そんな彼らの元に、壷の鑑定を終えた春美が登場。
鑑定の結果、壷は間違いなく本物だとの事。
しかし……。
春美「この、おちゃめなピンクの模様なのですが……。
   どうやら、ペンキのようで……しかも、最近ついたものなのです!」




やっと壷が戻ってきたので、満を辞して高菱屋の地下倉庫へ戻る。
まず、床に広がっているピンク色のペンキを、もう一度チェック。
成歩堂「見た感じ、乾いてから数日はたっているみたいだ」
春美「この色……ツボについているペンキと同じです!」

また、床に落ちている木箱も、もう一度チェック。
春美「これにも、ピンクのペンキがついていますね……」
真宵「やっぱり、倉院のツボについてるのと、同じ色だよ!」


これで、何とか情報は揃ったという事で。霧緒のサイコ・ロックを解除する。
成歩堂「どうやら、このツボ……また、割れたみたいですね」
そう問いただされて、
霧緒「ごめんなさい……。ツボを割ってしまったのは、私です」
しょげ返る霧緒を、懸命にフォローする真宵と春美。
真宵「そ、そんなコト……ね、ねえ。はみちゃん」
春美「え、ええ! もうそれは。わたくし……わかりますとも!」


霧緒「2週間ほど前のことです」
   「私……ペンキのカンにつまずいて、ハデにひっくり返してしまって。
   そのひょうしに、持っていたハコを落としちゃったんです」
と語った出来事は、プロとしてあるまじき失態なのだが。
回想シーンで描かれている霧緒、妙に可愛く見えたりして。

と言いますか……。
これまた梱包材を使ってない点が、個人的にはどうにも気になる。
あと、保険に入っておくとか。普通しますよね……?


そんな中。今回の事件において、非常に重要な台詞が。
霧緒「ツボはコッソリ倉庫にしまって、それからは、だれも見ていません」
(私が)忘れずにいた伏線が、そろそろ生きようとしている。

更に、事件前日の流れも要チェック。
霧緒「……ちょうど、あの日のお昼ごろのコトだったんです。
   山奥の霊場から、あの黄金像が倉庫に届いたのは……」


成歩堂(事件の前日……像はたしかに扉の近くにあった。しかし!
     その翌日。像は動かされていた。いったい、なぜ……?)

と、悩む成歩堂を眺めつつ、はやる気持ちを抑える私。

その答えならば、もう分かっているから。
あくまでも、何となく、という程度だけれど。



とにかく早く解きたいという気持ちを抱えつつ――――いざ、次の章へ。




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