『第1章 迷宮の町』実況レポート

ルーク「なんだかボンヤリしますけど……」
などと言いながら目覚めるルークは、レイトンと一緒に馬車の中。
またも幻覚ガスでも吸わされたのか。
乗り合わせた女や、馬を駆る御者に尋ねても、得体の知れない答えが返ってくるだけ。

そんな謎の馬車に誘われ、そんな二人が着いた場所。
甲冑の騎士による自警団や、吟遊詩人まで闊歩する景色。
文明は一見古めかしいようで、実は現代とも引けを取らない。
まるで、おとぎ話に出てくる中世の町のよう。

「私やお前たちが、今、ここにいるのは……すでに決められていたことなのだ」
と、謎の女は謎の言葉を囁き続ける。
振り返れば、町は全て城塞に囲まれ、背後にあった通用門をも消えている。
……久しぶりの緊張感だ。
全てのナゾを解かなければ、レイトン達はロンドンでの日常に戻れないのだ。

「今日は、特別な日」と語る騎士の出すナゾを解き、さあ移動だと思ったら、
道行く子供の出すナゾも解かなきゃいけないと知る。
こーゆー「通せんぼ」する人々ってのが、地味に堪えるんだよなあ……。

「コブンの特権として町を好きに歩いてもいいぞ」
と子供に言われ、苦笑いするルーク。
ルーク「コブンにならなくても、町は歩けたような気がするなぁ……」
甘い、甘いんだよルーク。
きっとこの先も、同じパターンは続くんだ。


差し当たって通りをさまよう二人。
その際、レイトンの指摘が逐一学者的で興味深い。
貨幣制度による経済活動があるとか、動物が平和にしてるなら安全だとか。

吟遊詩人が持つ地図を修繕すると、更に他の場所へ移動可能に。
「右はほかほかパン屋の香り〜、左はギラギラ武器屋の輝き〜、北は今頃どきどき大盛り上がり」

北の通りに出てみると、異様なまでの人だかり。
東西の商店街の内、西側で騎士や質屋から話を聞いた後、東側での話も心に留まる。
「最近ここのパンの味変わったように思わない?
 店員も違う気がするんだよ。
 でも、前からあいつらだった気もするしなあ」
「なんとなく、前より店員が増えているような……」


すると、北の行進通りで事が動く。
やたら住民に「あの方」と讃えられながら姿を現すその人物は、その名も「ストーリーテラー」様。
要するにタクシューの別名ですわな。(←身も蓋もない結論)

その物々しい行列から進み出たのは、
馬車で会った――どう見てもジョドーラと同じ顔の――あの女。


「みな、受け取るがいい。新しい『物語』だ!」


そう告げて、ストーリーテラーの記した紙束を空へ放った。
それは、まさしく”神”がもたらす物語。
魔女が二人組の若者を焼きつくすという啓示。

気づけば、レイトンとルークもまた、「魔女に追われる二人組」。
一気にピンチに陥った彼らを救ったのは、路地裏から呼ぶマホーネだった。


彼らは自動的に、町外れまで移動。
再会に喜び合うが、何とマホーネも経緯を覚えていない模様。
マホーネ「実は、あの時のこと……よく、思い出せないんです」

ともあれ、まずは作戦会議。
マホーネが世話になっている、クロワおばさんのパン屋の屋根裏まで行く事に。
なお、この時点で、ラビリンスシティの正体が「解明」扱いになるが、
この回答でホントにいいのか?

(私は)ちと釈然としない気持ちを抱えながら、コインやナゾを回収しつつ、東へ戻る。
……だんだん心拍数があがってきた。
マホーネ「腕利きの、良い職人さんがいるんですよ」



覚悟完了。いよいよ入店。
この先の展開は、知ってても、何度見ても、慣れない。

ルーク「きっと、ウデのよい職人さんがいるんでしょうね」

成歩堂「いらっしゃいませ!」
     「ウチのパンは、新鮮なバターがたっぷり。ムショーにおいしいですよッ!」



新ジャンル・背広エプロンはじめました。



見目麗しいポリゴンで、ビシッと真顔で決めポーズ。
ごめん。好きだからこそ直視できねえ。
……ああ……なるほどくんがこわれた……。

あと、真面目にコメントしとくと、ジャケット着たまま肉体労働したら、
型崩れしまくるんじゃないかなーと。

ルーク「……ものすごいハクリョクでコムギ粉をコネてますね」
レイトン「”コネる”というより”たたきつける”という感じだね、ルーク」
っつーか、そこまでやるなら帽子かぶろうよ衛生的に考えて!
鉄パイプ持つくらいなんだから、もっと服装も変えてほしかったなあ……。


そこに声をかけてくるもう一人。
真宵「あ。マホーネちゃん。おかえり!」
あら自然。
違和感なさすぎて逆に驚いた。
和服に割烹着って、めちゃくちゃ似合うね。

レイトン「お二人とも。このお店ではたらいているのですか?」
真宵「ええ! 5年ぐらいになるかなあ」
って、サラッと言うな。ちょっと待て。
成歩堂の弁護士キャリアより長いじゃないかソレ。
そもそも、この成歩堂って何歳なんだよ。(回答:不明)


無意識からの訴えか、やたらバンバン机叩きまくって、
「くらえ!」の絶叫を繰り返す成歩堂は首を傾げる。
成歩堂「なんだろうなあ。反射的に、ユビが出るんだよ……」

そんな成歩堂&真宵の素性を、レイトン&ルークは早々に見破る。
お互い、この世界の住人ではないのだと。


それで、自由行動の段に入って、思わず溜息を漏らしてしまった。
「逆転裁判」シリーズではあり得なかった、ゲーム内でのキャラ全身像の初公開が、
まさかの実現。

出されたナゾを解くレイトン&ルークの言葉に、真宵もまた、無意識からの訴えを感じ取る。
真宵「”えいこく”……って。なんだろ。どこかで聞いたような……」



もう少しで正気に返ってくれそうなところで、会話は中断。
レイトン達はマホーネの自室へ移動。
マホーネの飼う、黒猫のクローネへの餌やりを挟んで、レイトンからの事情聴取が始まった。

マホーネ「あの人(=ジョバンニ)は……わたしの記憶では、このパン屋で働いていたのです」
     「あの人たち(=成歩堂&真宵)もずっと前からここでパンを作っていたはずなんです」
って事はアレか。この世界に迷いこんだ探偵は、漏れなく小麦粉こねてんのか

続いて、ラビリンスシティの構造について。
マホーネ「ストーリーテラー、騎士団、検察士団……それが、
     この町を統べる者たちなのです」



何か一つだけ、すげえ違和感。



マホーネいわく、「検察士」とは、騎士団が捕らえた魔女を法廷で裁く職業だそうだが。
それを言うなら本来なら、異端審問官でありましょう。
ま、そっちだともう、成歩堂の意義が無くなるからね。全員即有罪だから、


それにしても。
話を聞けば聞くほど、実はレイトン達が秘密を暴く必要性ってあんまり無い。
元々そういう摂理だというなら、郷に入っては郷に従うのが筋だ。
でもこのままだと、気づいたらレイトン&ルークも小麦粉こねてるかもしんない。

というわけで(?)、レイトン一行は、この世界の構造を知るべく、大図書館へ移動。
お気に入りのペンダントを持ったマホーネも同行する。
マホーネ「とても、古いものなんです。いつから持っていたのか、思い出せないくらい」



霧の深い崖の端に立つ、大図書館でのお目当ては、検察士の読む《魔法大全》
因みに、館内ではロウソク使用。(この町には電力が存在しない)
なのに窓も無いのが謎である。
もっと言えば、中世の西洋では、字を読める人自体が少ないんですが。

レイトン達は、厚い眼鏡の司書兼館長・ナゾミの出す2連続のナゾを突破してから、
ついでに司書見習いにも声をかけてから、館内をさまよい歩く。
またも現れた、地下への隠し階段の先には遺跡――、
いにしえの大魔女ベーゼラが起こしたという「伝説の大火」の壁画があった。


館長の話では、ベーゼラは新たな魔女を生み出す、すべての災厄の元凶。
10年前には町の全域が焼失したのだとか。

うん。やっぱこの世界の魔女って妖怪だ。

なお、この時点で、ジョバンニの追っていた秘密も「解明」扱いになるが、
この回答でホントにいいのか? 壁画でいいのか?

なお、本作では、このナゾミがナゾーバのポジションとなる。
後々お世話になるので覚書。



図書館を出ると、マホーネは黙って雨の中、おつかいに行ってしまった模様。
ナゾ回収しながら町一周した後、パン屋に戻ると夕飯が待っていた。
レイトンは、まだ帰らないマホーネを待ちながら、周りにナゾ解きを持ちかける。

この時、成歩堂と真宵がガンガン解き進もうとする様子に嬉しくなった。
元々の「頭の体操」シリーズって、これくらい自由性が高かったんだよね。
なので私も解を一つ。
斜めに置いたら、1/1、即ち1に…………ダメ?

その後、レイトン&ルークは巨大な食パン相手にフードファイトするも、
まだマホーネは帰って来ない。

どころか、何と騎士団に成歩堂が連行される。
その行き先は、裁判所。
その用向きは、マホーネの弁護……!




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