『第6章 地下遺跡のヒミツ』実況レポート

【レイトンside】
レイトン&真宵の活躍は続く。
隠し通路を抜けた先には、水路の巡らされた敷地が広がっていた。


見つけた小部屋に入ってみたら、どこか虚空から、謎めいた声が滲み出る。

「ようやく、たどり着いたようだな。エルシャール・レイトン」
「ストーリーテラーがなぜ、物語を書き始めたのか……
 そして……なぜ書き続ける必要があったのか……その理由のすべてがここにある」
「私はベーゼラではない……むしろ。ベーゼラとの対面を待ち侘びている身だ」
などと、言うだけ言ってすぐ消えた。

直後、拾った奇妙な鍵を、最奥部への鍵だと真宵は断言。
真宵「綾里家の不思議なチカラが、そう言ってます!」
きみがそーゆー事言うと冗談にならないんだけど……。
って、成歩堂だったら絶対言ってる。










――――以上の場面を境にして、大幅に視点が動く。










【成歩堂side】
馬車から降りた成歩堂・ルーク・マホーネが着いたのは、やはりウィッチオルデの森周辺だった。
と言いますか、ついさっきレイトン&真宵が通った道そのものだ。

なお、マホーネたちラビリンスシティの者の言い伝えでは、
「火刑に処された魔女の魂がさまよう」場所だそうで。

成歩堂たちは結果的に、レイトン達の後を追って行く形になる。
その中途、すぐに屋敷に行かず、敢えて森をさまようと、なかなか楽しい。
乗ってきた馬車まで戻って来れると知った時は驚いたなあ。



屋敷の隠し通路では、
ルーク「しっかり、ナルホドさんの後ろをついていきますからね」
マホーネ「わたしも、後ろからしっかりついていきますね!」
成歩堂(じゃあ……ぼくは誰の後ろからついていけばいいんだ……?)
なんて感じで、さり気なくモメたりしながら――ようやっと一同は、感動の再会を果たした。





ところで。この作品の製作スタッフに最大限に感謝したい点を一つ。

成歩堂&真宵の服装である。
ひんぱんに左右反転していても、服の合わせが間違ってないのだ。

この表示なら、「利き手」トリックも正当に使える。
『逆転検事』シリーズでは本当に悔しかったから、感慨ひとしおだ。

……ただし、ルークの肩掛けカバンとか、真宵の帯の結び目とか、
華麗にスルーされちゃってる部分もあるけどね……!
(画像処理が難しいんだろう事は分かるけど、ちょっと寂しい)





マホーネ「今は、すべてを知るカクゴがあります。
      ”真実”から目をそむけて生きる……それは、正しいことじゃない、って。
      ……みなさんと過ごして。やっとそれが、わかったんです!
      だから……わたしも。一緒に、進みたいんです!」
と健気に決意するマホーネと共に、コインを回収しながら、遺跡最奥部への扉に立つ。
今まで通り、錠開けのナゾに挑む成歩堂だったが。
成歩堂「そもそも、この問題……なんだか、”問題自体”にモンダイを感じるんだよな……」



………………………………来たか。



発売前に聞き覚えがあった。
今作には、「出題内容自体を疑う」という選択肢があると。

思い返せば、「頭の体操」シリーズの本もそうだった。
例えば、「このページの中で、おかしい点を三つ挙げよ」という問いが出てきたとする。
いくら調べても、何の変哲もない、ごく普通のイラストが描かれてるだけのページ。
その回答が、こんな感じで。

答え1. 書かれてるページ番号が間違っている。
答え2. 書かれてる設問(「第×問」)のナンバーが間違っている。
答え3. このページの間違いは二つしかない。

(↑冗談が通じない人は怒る危険性があります)



かくて成歩堂たちは、厄介な二段構えのナゾをクリア。
続いて、ベーゼラを封印していたという三つの試練――解答必須のナゾに挑む。
なお、第一の試練では、マホーネの「ナゾ解明!」アクションを見られる。



それで、やって来た最奥部には、空っぽの祭壇だけが残されていた。
レイトン「どうやら。この祭壇にまつられていたのは……《悪魔の鐘》だったようですね」
先住民によって作られた、災厄を呼ぶ純銀の鐘なのだと言う。

そう。コレこそ、「レイトン」シリーズお約束の一つ。失われた古代文明だ。
不可思議な現象については、大抵コイツが何かしてるんである。
今までの作品でも、カイジュウとかフツーに出てきてるし。
簡単には驚くまいぞ。



そんな気持ちで身構えていたら、突如としてマホーネ暴走
またまた心神喪失状態に陥りながら、仲間たちの前から走り去った。
何故か、「ベーゼラ」の語を繰り返しながら――。




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