『第8章 最後の魔女裁判』実況レポート

【成歩堂side】
急ピッチで設営された、野外特別法廷にて。
成歩堂は、(本来なら死者である)真宵がこの場にいる事自体を心配する。

ところが真宵は余裕の様子。
真宵「ちゃんと用意してるからね。名付けて”マヨイ変化”!」
と、彼女が出した変装道具は、果たしてどれほど役に立つか……?





いざ開廷。
心神喪失マホーネは、何故かクローネと一緒に檻の中。

ジョドーラは、観客である住人全員を前に、自信たっぷりに腕をぶんぶか振って、
審理の必要は無いと一刀両断。
そこに、「待った!」と、気高く宣言(コール)したのは……………………。



新ジャンルその2・カブトかぶって割烹着はどうでしょう。



誰がドコからどう見ても不審者にしか思えない、遠景(ロングショット)でも目立つその姿。
それでも何とかゴマカそうとしたけれど。
成歩堂「ナニやってんだよ、真宵ちゃん!」
決定的なヘタを打ったのは主人公でした。
なのに全員スルーしてくれてるのは純粋に謎。



というわけで。いきなり本命。
言わば現行犯逮捕されたマホーネ自身が、目に光まで戻して、自らの罪を自供する。
彼女は自分の中に、ベーゼラとしての記憶が入っているのだと言うけれど。
二言目には覚えてない分からないの連呼。

マホーネ「……わたし、です。炎の竜を召喚して……こ。この、わたしが……」
と、明らかに挙動不審になってる始末。

一通り証言を揺さぶると、証言台にまでクローネがやって来るが、まだ話は動かない。
成歩堂は取りあえず、他の魔女が使った魔法との違いを指摘するが、バッサリやられた。

ジョドーラ「《魔法杖》を手にすることなく、すべての”魔法”を操ることができる……
      大魔女は、”万能”の存在なのだ!」
      「……《魔法杖》にハメこまれる《魔法石》は、2コ。
      2コしか”魔法”が使えない《大魔女》が、あるかッ!」



先生、追加ルールはズルイと思います。(←ルークの口調で読んどいて下さい)



しかも、次のチェックポイントは、今までよりも遙かに難問。
ヒントを使ってさえも、なかなか意味をつかめず困惑してしまった私である。

何の漫符も出さない相手を、(成歩堂は)問いつめる。
その後、
成歩堂「あなたは、本当に”覚えている”のですか?」
と何度も確認されたマホーネは、頭を抱えて昏倒した。
まるで、他人格と衝突してしまったかのように。


所期の目的は果たせた。
そもそも今の状況で、マホーネを救うのは不可能だ。
成歩堂たちのノルマは、レイトン達が解決の手だてをもたらすまで、判決を遅らせる事なのだ。


ところが成歩堂、思わず口を滑らせた。
成歩堂「現場にいた誰かが、被告人を操っていた可能性も考えられます」

どんな時も、口は災いの元である。

「キサマらの、”悪行”……今こそ、ここで暴いてくれるッ!」

自分たちが侮辱されたと怒った自警団。
かけ声も高く、証言台に集まった。
男も女も子供もじーさんも混ざって、しめて10人


うんざりした成歩堂(と私)だが、悪い事ばかりじゃなかった。
自警団の騎士たちは、成歩堂の不正を暴いたつもりで、
マホーネのペンダントを法廷記録に引きずり出してしまったのだ。
これで、ジョドーラの逃げ道が一つ潰れたとも知らずに。



それで始まる、「対質」を中心とした尋問。

ギュウギュウ詰めになってる下画面に、こちらプレイヤーも思わず苦笑い。
私は相変わらず、ペンでなく指でタッチ操作をしてるんだが、
隣の人を指しそうになって苦労する事と言ったらない。

なお、この辺りの「対質」は比較的、自由性が高い。
全員を揺さぶってから、問いつめるも良し。
気になった人を問いつめてから、揺さぶりまくるもまた良し。

やがて出てきた可能性は、マホーネ以外の容疑者の存在。
その論拠として、成歩堂の示した証拠品に、
何故か裁判長もジョドーラも、「検証のチャンスは一度」と、やけに念を押してくる。
いやその、だから、こっちはもう提出したんですけど? 「くらえ!」やってるんですけど?
なのに、なのに、それなのに。



何で裁判中にまで、ナゾ解きやらなきゃならんのよ。



しかもこの問い、この時点ではヒントを全部読んでも正答できない。
意識を取り戻したというマホーネも、自分の中に他人格がいると認めてしまっている。

マホーネ「……ありがとう。ナルホドさん」
と、もうすっかり達観モード。

ただジョドーラだけは、何故か成歩堂に発破をかけた。
その理由も気になるが、確かに現状を突破できるのは成歩堂だけ。
改めて第三者の存在をあぶり出し、改めてナゾ解き再挑戦。
こんにゃろこんにゃろと機械の歯車をグリグリ回せば、次の舞台への道が開いた。



かくて成歩堂たちは、鐘楼の最上階へ辿り着いた。
据えられているのは、失われた古代文明サマこと、あの「悪魔の鐘」である。
そして、その場にいた第三者とは――。










――――という裁判から、一旦離れて場面転換。










【レイトンside】
レイトン&ルークは、ストーリーテラーの塔の上階を目指す。
乗った奇妙なエレベーターでは、ノーセーブでナゾ解き3連発
レイトンの「ナゾ解明!」アクションも一段と気合が入る。

空中庭園→マホーネの私室→ストーリーテラーの私室……と、
ガサ入れ、じゃなかった、家宅捜索を続ける二人。

見つけた写真(!)にあったのは、お揃いのアクセサリーを付けた二人の少女。
ルーク「この子たち誰なんでしょう?」
って、どー見てもあの人だと思うんですけど?(マホーネと一緒にいる理由はともかく)



隠し階段をのぼって着いた塔のてっぺんでは、
引田天功(って古い?)、もといストーリーテラーが待ち構える。
彼の繰り出す虚ろな騎士を、レイトンはナゾ解き交えてバッタバッタと斬り伏せる。

こういうレイトンの剣撃シーンを見てて、いつも思う。
もしかしてこの人、英霊やれるくらいの強さ持ってないか?
当然、属性(クラス)はセイバーで。

なお、この活劇での問いで求められるのは、動体視力と記憶力。
ハッキリ言って運動神経の域だと思います。



戦いを終えたレイトンは、ストーリーテラーを諭した。
レイトン「すでにあなたは、”物語を紡ぐ者”ではないのです」
という指摘の通り、ストーリーテラーの思惑は、本来の物から大きく離れ始めている。

だからいい加減、洗いざらい打ち明けてくれればいいんだが、
言ってる事は相変わらず抽象的で分からない。

ストーリーテラー「この町の”真実”は……すべて。ある《呪文》で封印されているのだ」
          「”終わり”の《呪文》によって、な」
          「”終わり”の《呪文》は……そう。その”始まり”に隠されているのだ」


そんなストーリーテラーに背を向けて、レイトンもまた思わせぶりなコメントを残した。
レイトン「すべてのナゾを明らかにするために立つ”席”は……決まっています」
     「それを立証するために、立つべき席。……そこは、弁護席ではないのですよ」


その言葉は、文字通りの意味。
即ち、成歩堂との対面である。




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