『逆転サーカス』実況レポート (探偵パート1回目)

さあ、お待たせしましたァッ!
……本日最後のだしものは……《奇跡の空中飛翔》!
今世紀最高の大魔術師……その名もマキシミリアーン……ギャラクティカァッ!……



スポットライトに照らされて現れる、黒のマント・シルクハットの美青年。
彼は自在に空を舞い、そして――皆の前で消えた。


以上、本日のタチミ・サーカスでの出来事。



そのサーカスを見に来ていた、真宵・春美、そして成歩堂。

春美「……はあ。ユメのようなヒトトキでした……」
真宵「カッコイイよね! マックス・ギャラクティカ」
因みに、「マックス」とは「マキシミリアン」の略称。

真宵「じゃ、なるほどくん。また、来年ね。事務所の大そうじ、ちゃんとやるんだよ!」
春美「それではなるほどくん。よいお年を」
成歩堂(”よいお年を”か……。ホント、そうなるといいよな……)
……残念ながら、絶対にそうならないのがこの世界。



日付変わって。12/28。奇しくも、あのDL6号事件と同じ日。
法律事務所にて、成歩堂の携帯電話が鳴る。かけてきたのは真宵。

真宵『マックス・ギャラクティカが、つかまっちゃったんだよおお!』
との事。
仕事納めなんていつでも出来る(!)、という真宵の暴論に引きずられ、取りあえず留置所へ。

なお、この時に事務所のポスターを調べると、
「トノサマン」の映画化が決定した事が分かる。



では留置所で、マックスと会話……と行きたいが。そうは問屋が卸さず。

どうやらマックス、今の自分の立場を全く分かっていない。
二言目には、「ゴージャス!」の口癖と共に、
真宵を「ハニイ」と呼んで口説きにかかる。
成歩堂の事は、「ハリネズミ」呼ばわり。


仕方なく、事件と関係ない話題から攻めていく。

成歩堂「ところで……最近、急に有名になりましたよね、マックスさん」
     「……たしか、大きな賞を取られたとか」

マックス「国際マジック協会のコンテスト。ボクはグランプリを受賞したのさ!」
     「トロフィーに、胸像。……スバラシイ1日だったよ」

と、マックスは自らの奇術に誇りを持っている一方、サーカスに関しては軽蔑している様子。

マックス「サーカスなんてさ。古クサい、過去の化石だよ。
      ……今さらそんなもの、ダレも見やしない」
     「ヤツらのカビクサい芸なんて、もう時代が求めていないんだ!」


そして事件当夜の出来事について尋ねると、マックスにサイコ・ロックが発動。
成歩堂(ゴージャス! この手品師、何か隠してるってワケか!)
ツッコミ入れてるようだけど、見事に口癖移ってます。


一通り話を聞いてから、自分が弁護士であると名乗る成歩堂。
逮捕なんてされるわけがないと言い張るマックスに、容赦なく言葉を浴びせる。
成歩堂「どうしてですか?」
     「それで?」
     「他には?」
     「だから?」
     「冗談で逮捕状はもらえません」

そうすると……。


マックス「おねがいだあ! たすけてけれ! オラ、殺してねえよ?」



コイツも性格が変わったか……。  (もう慣れた)



因みに彼の本名は、
マックス「山田耕平(やまだ こうへい)だけんど?」
との事。



成歩堂が弁護を引き受けてくれる事で、平静を取り戻すマックス。

マックス「フッフッフッ……。よろしくたのむよ、ハニイ」
コイツにとっては、親しい人は全員「ハニイ」なのか。



現場を調べるため、改めてタチミ・サーカスへGO。
この時、正門前を調べると、興味深い台詞が。

売店を調べると……。
真宵「なるほどくん。かきごおり食べたい」

チケットブースを調べると……。
真宵「あ。そういえば、こないだパンフレット買い忘れちゃった」
   「……あ。今日はおサイフ忘れてきちゃった。……………………」


こんな調子で、日頃から成歩堂に色々買ってもらってるんだろか。この子。



と、ここからサーカス内部を調べるわけだが。
このサーカス内は基本的に、どの場所から調べても、それほど展開は変わらない。
自由性が高いのだ。


よって素直に、表示されてる項目順に調べていく。


殺人現場である、団員の宿舎前の広場で、イトノコ刑事から話を聞く。
糸鋸「マント、シルクハット、ムネの白いバラが、ヤツのシンボルッス」
と、マックスに関する情報、それから目撃者に関する情報もGet。

が、そんな調査の会話の中、この部分だけ何かが違う。
真宵「あのヒトはどうしたんですか?」
糸鋸「あのヒト……?」
真「ミツルギ検事に決まってるじゃないですか!
  なるほどくんのライバルといえば、あのヒトでしょ!
  あたしが里に帰っているあいだに、いったい、何があったんですか?」

糸「うう……自分のクチからも、ちょっと言えないッス。
  あのヒトはもう……いない、としか」

真「い、いない……!
  なるほどくん! どういうことッ?」

成歩堂「聞いたとおりだよ。
     ……もう、アイツはいないんだ。その名前は二度と言わないで

真「な……なるほどくん……?」



…………こわいよお…………。  (成歩堂の態度が)




宿舎内に入るのは、イトノコ刑事に止められたので、今は(一旦)諦める。
なので次は、サーカスの基本だろう、テントのステージに入る。その途端。


グルルルルルル……ガオオオオォォォッ!


生理的に怖いレベルの咆哮が、辺りに響き渡る。しかもその上。

真宵「なるほどくん! 死んじゃイヤ! ……なるほどくーん!」

問答無用でに襲われる成歩堂。

危うくDEAD ENDになりかねなかったところに、一人の少女が登場。
その名は「ミリカ」(本名:立見里香(たちみ りか))。猛獣使い。年齢は16歳。
因みに虎の名前は「ラトー」。


この子の人となりを一言で言えば――夢の中で生きてる人

一人称が名前(=ミリカ)というだけでも幼さが際立っているが、
かつての仲間・ライオンの「レオン」が、団長である父親に殺された事情についてさえ、
ミリカ「わかんないの。……なんでかな?」
という始末。
……てゆーか誰か教えろや……と、後で真剣に思いました。


色々情報を得るべく、マックスとの関係を問うてみる。
するとミリカ、何故か真宵だけにコッソリ耳打ち。
二人だけで盛り上がり、成歩堂は「蚊帳の外」状態。

成歩堂「……………………」
真宵「なな、泣かないで! なるほどくん」
成「……いいんだ、ぼくなんか」
拗ねるなって。仮にも成人男性(職業:弁護士)が。

それで、やっと話の内容を聞けた後。
真宵「あたしもしたくなってきたもん。コクハク」
成歩堂(……じつは、ぼくもだ)
ソレってミリカに? それとも誰に? てゆーか何を? てゆーかどうやって?


なお、この時も調べられる場所は多い。
真宵「あ、ハシゴだ」
成歩堂「それはキャタツだよ」
真宵「どう違うの? 同じようなものじゃない」
キャタツとハシゴ論争2回目。  (1回目はこの時)

また、団員がステージへ出てくる時のオブジェを調べると、こんなのも。
真宵「ううう。あたしもやってみたいよー。
    なるほどくんの背中にのって、飛び出すの」

成歩堂(なんでぼくなんだよ!)



そのミリカに教えてもらった団長室へ。
壁のポスターを1枚失敬したり、テーブルの書類を読んでみたり、色々やらかす成歩堂と真宵。
どうせなら、ついでだから、団長の服や戸棚も物色してくれれば楽なのに……いやいやいや。



正門前。
腹話術師の「ベン」(本名:木住勉(きずみ べん))と出会う。

と言っても、ここでの会話はあくまで形式的な物。
この人は、”相棒”が居なくては何も話す事は出来ないのだから。(←腹話術師キャラのお約束)

ベン「お。……あ、アタマが……イタイ……」
こんな事を言っていたのは、殴られたからだったのかもしれない。後で考えると。
当初は、挙動不審にしか見えなかったが。



そろそろホトボリも冷めただろうという事で。
イトノコ刑事に止められていた、団員の宿舎へ。
差し当たって、1階の「トミー」の部屋に入った途端。



怒濤のダジャレ攻撃に襲われる。



ピエロによるワンマンショーにバカ受けしてる真宵とは裏腹に、成歩堂の態度は冷厳。

成歩堂「ぼくは、つまらないギャグはユルせる。
     でも、それを自分で笑うヤツはガマンならないんだ!」

いきなりギャグ論をかまされた。
と言いますか成歩堂、もしやあなたも芸人の端くれですか?
(笑いを極めようとしてる人、の意味で)


まあ、それはさておき。事件の話。
この度の目撃者こそ、この「トミー」(本名:富田松夫(とみた まつお))。
その台詞の感情に合わせて、帽子の口まで形が変わる点にも要注目。

トミー「……あの晩……フトンに入ったとたん、ものすごい音がしたんだ」
    「ありゃあ、マッコイだったよ。まちがいなく」

彼が言っている「マッコイ」とは、マックスの事。(念のため)
この場面において、事件当時の画像が表示される。



そのトミーに言われて、食堂を目指す。
長い間、道に迷いながら。(←私が)
(テント内にある事に気づけなくて……)
「マックス」と書かれた謎の台が気になりつつも、落ちているビンを調べる。



ここで一旦、留置所に戻る。
マックスのサーカスへの軽蔑ぶりは、やはり変わっていない。
周りは自分に嫉妬しているだけだと譲らない。

マックス「わかるヒトは、ちゃんとわかってくれるんだよ」
     「たとえば、ボクのスウィート・ハニイさ」
この「スウィート・ハニイ」とは、ミリカの事。
どうやら、最愛の人に限って、この形容詞が付くようだ。

満を持して、マックスのサイコ・ロックを解除。
成歩堂「殴ったんですよね。コイツで彼のアタマを、思いっきり」
この時の過去映像にて、一番肝心な部分(左下)が、成歩堂の台詞で隠れている点に驚嘆。
示せる伏線は、全て先に示すこの気概。見習いたい。



マックスから聞いた話を受けて、タチミ・サーカスに戻る。
団長室に隠してあった人形を持って、サーカス内をぐるぐるぐる……。(←迷ってます)
すると、やっと食堂で、腹話術師のベンを見つける。

詳しい話を聞くために、すぐに人形を渡したいところだが、
逆に言えば、ベン単独での台詞が聞けるのはこの場面までなので、先に済ませておく。

で、人形を渡して去ろうとした途端。

「おいッ! 待てよ!」
「どこ見てんだよ! こっちだギザギザヤロー!」


当然ながらの予想通り。
人間の方より、人形の方が、よほど生き生きと話してくれる、このコンビ。

思えば、フィクションに出てくる腹話術師は、大抵そういうタイプである。
『人形はこたつで推理する』とか、『人形草紙あやつり左近』とか。

因みに、この威勢の良い人形の名前は「リロ」。
団員全体(ミリカを除く)に、不遜な態度を貫いている。
団長の事さえ、「タヌキ」呼ばわりだし。

ところで、彼らの名前。
「木住勉」と「リロ」で、「ventriloquism」になると知ったのは、攻略本で読んでから。不覚。
また、実はベンをよく見ると、リロが喋っている時も、口が動いているらしい。

あと関係ないけど、リロと成歩堂、服のカラーリングが同じです。
(青ジャケット・白シャツ・赤ネクタイ)



どうやら団員たちの三角関係(?)まで絡んできたらしい事に戸惑いつつ、
テントのステージに戻る。その途端。


キーッ! キッキーッ!


真宵「あっ! 気がついた? なるほどくん!」
成歩堂「あ、う……うん」

今度はの「ルーサー」に襲われた、成人男性25歳。しかもその上。

成歩堂「………………………………あああっ! ぼくの弁護士バッジが!」



猿に身分証明を盗まれた。



さあ大変だ。
弁護士バッジは再発行すると裏面に余計な文字が……ってな普通の問題では済まされない。

何せこの世界、弁護士バッジさえ付ければ誰でも弁護人になれるのだから。
もっと言えば、いっそ偽バッジでも弁護人になれたりするし。
(コレらについては、どちらも第3作にて)



その場に現れたミリカに尋ねてみると、どうも猿については管轄外らしく。
彼女に促されて、トミーの部屋へ向かう。

その部屋で、ミリカについて語るトミー。
トミー「彼女にとっては、サーカスという”夢”が、そのまんま現実なんだ」
    「猛獣のダンス、空を飛ぶ魔術師、ひょうきんなピエロ……。
    ……それが、彼女の現実のすべてなのさ」



そのトミーに案内されて、
猿の住み処のある、宿舎3階の「アクロ」の部屋へ……行くのだが。
着いた時には成歩堂、何故か疲労困憊。

成歩堂「はあ、はあ……」
     「い……イキが……」
     「うう……」


……ひ弱すぎ。
あれほど頑丈なドアを蹴破った男と同一人物だとは、とても思えない。


閑話休題。
弁護士バッジを探す。
やたらキラキラ光ってる場所を調べれば一発OKだが、敢えて他の場所も確認してみる。

例えば、ベッドのそば。
成歩堂「おもに、上半身をきたえるためのトレーニング機器だ」
わざわざ「上半身」と断っている点が密かに伏線。

それから、キラキラの場所をチェック。
成歩堂「これは……トロフィーか。けっこう重いものもあるぞ」
と、これまた潜んでいる伏線を挟んで、弁護士バッジを無事に奪還。



と、ここまで進んだところで突然、探偵パート終了



…………え?  (←コメントが出てこない)



正直な話、何を材料にどうやって戦えばいいのか、
(少なくとも私には)サッパリ分からない状態で――――本番突入である。




戻る  次へ

他の事件を読む


HOME


inserted by FC2 system