『逆転の帰還』実況レポート (探偵パート2回目)

事務所へ戻った成歩堂所長&心音。
翔子が被害者と争っていたという話まで出た事でヘコんでる心音に、
みぬき&王泥喜が勘違いして言葉を挟む。
みぬき「もしかして……パパがいじめたとか?」
王泥喜「成歩堂さん! 新人いじめはよくないですよ。ホント」
……何か、かつての個人的な恨みが入ってないか王泥喜。



変わらず留守を預かる王泥喜に証拠品も預け、再び事件現場へGo。
なお、他の場所へ移動してから事務所へ戻ると、みぬきとの会話イベントを堪能できる。
みぬき「パパ、弁護士は現場調査と聞き込みが大切だよ!」
     「パパ、復帰おめでとう! スーツ姿、カッコイイよ!」




おまえ誰だおまえ誰だおまえ誰だ!?(みぬきです)



後、もひとつ貴重な場面。
みぬき「いつか水中マジックショーもしたいな! 
     水中の脱出劇とか、命がけのショーがいいなあ」

成歩堂「危ないから、絶対にやめておきなさい!」
以上、「声を荒らげて叱責する成歩堂」の図。





水族館のシャチ用プールへ赴くと、捜査のために水が減らされてる模様。
そこに居合わせた番刑事から、事件の状況を色々教えてもらう。
被害者の死を悲しむ話や、ワイロを突っぱねた話など、
会話が弾むほど……、胸が痛くなる。

それはさておき、この会話イベントで一番重要な品――
翔子の処方薬を受け取って、次の場所へ。

なお、この時、トンネル水槽へ寄ると、
心音が浦鳥の書籍に惚れ込んだ事が分かる。
心音「くやしいけど、すごく読みやすくて、状況が目に浮かぶくらいなんですよ」



生物実験室の奥の部屋に居たのは、前述されていた獣医・巣古森 学(すごもり がく)。
その会話の際、わしゃわしゃ髪の中から出てきたのは、
「コガタペンギンのヒナ」であり、あのライフルの子、名前は「スナイパー」だそうだが。

ペンギン好きとして敢えて訴えよう。
ペンギンの雛は本来、灰色の羽毛のふわふわが基本でありキモなんだと。
あのうぶげこそが至高にして究極の美点!
成体のミニチュアの愛らしさは、ぬいぐるみに任せるべき領分なのだよ!

ともあれ、そんなペンギンの姿に喜ぶ心音に、成歩堂所長のコメント。
成歩堂「ウチの事務所、ペット厳禁なんだ」
そう言われても、とっくに猛禽類(=成歩堂)や猟犬(=王泥喜)が常駐してる上、
黒豹(=御剣)が訪ねてくるような事務所でありますが。


閑話休題。
成歩堂所長を「ニイちゃん」呼びする巣古森から事情聴取。
昨日は「マリリン水族館」に行っていたため不在だったとの事。
巣古森「月1回はその水族館に通ってんだ」



成歩堂所長たちは、巣古森に頼まれて、ライフルを迎えに。
自動的にトンネル水槽へ移動すると、浦鳥が何か怒ってた。
そこで成歩堂所長、彼女への事情聴取は心音に託す。
成歩堂(部下が居るとラクできるなあ)


浦鳥からサインを貰えたりしつつ、会話。
事件のキーになるのは、シャチの歌だというのだが。

浦鳥「ご存じないのなら、わたくしが歌って差し上げますわ!」

心音「海賊ショーの歌といえば、これしかありません!」



トートツに挟まれたムービー2連発に、こちらは呆然。



コレは私の個人的な好みになりますが。
ゲームにボイスが出てくるのは、本当に肌に合わないのです。

それに。クリアしてから振り返れば、このムービー自体には
全くもってカケラ一つ、伏線としての意味はない
まして、声優による歌声や、いい年した大人のコスプレ祭りに至っては、
単に創り手のシュミでしかない。
スタートボタンでスキップ出来るのが救いではある。


情報としては、今は「楽しげな歌」なのが、
1年前は「ヤバンな歌詞の歌」だった、という事が分かれば充分。
そのじつ、心音と浦鳥が、台詞で全部説明している。
……こっちに声優の声かぶせりゃ良かったと思うんだけどなぁ……。

浦鳥「館長と獣医は、毎月一度、この水族館から姿を消しますの。
   その際、巨額の金が支払われているのをつきとめたのですわ!」
という話を聞けたら、事務所へ移動。
(薬もペンギンも一旦放置)



戻ったら、みぬきが王泥喜&春美に手品の披露中。
それで、
春美「なるほどくん、忘れ物ですよ」
と渡されたのは携帯電話。

仮にも客商売なのに、相変わらずケータイをケータイしないのか。
つくづくホントに、今時のニンゲンじゃないよねこの人。

王泥喜たちに相談している内に、
みぬきが「知り合いの刑事さん」からもらった「カガク捜査グッズ」を渡してくれた。
それを現場で使う係として、春美が立候補。

成歩堂(みんな……いい子たちだよなあ)
まず、所長ご自身がいい人になって下さって何よりです。





改めて水族館。
番「もし、プールの底を調べたいのであれば……
  奥にあるハシゴの辺りから、ホイストに乗って降りるといい」

という説明に従って下へ。
……この時点では、このホイスト、あくまで人間用だと納得してたんだけど……。

プールの底で、エールやお宝をチェックすると、春美による「カガク捜査」開始。
と言っても、やる事は、反応のある2ヶ所をタッチするだけで終わってしまう。
即ち、「カガク捜査」自体、これだけで終わってしまう。

……初出の『蘇る逆転』では、他の場所でも自由自在に道具を使えた上、
小ネタまで仕込まれてたのにな……。



その後、いきなり緊迫している流れに。
エールが溺死寸前だとか。

巣古森「プールの水が抜かれている……! クソッ! 誰がやりやがった!」

どうやら警察、獣医の許可も取らんと勝手に水抜いたようです。
なので、すぐさま全員で救助活動開始。

成歩堂「学さん! 担架の準備ができました!」
巣古森「よし! エールを乗せるぞ!」
……って。



こういうシーンこそムービー使おうよ!



立ち絵で処理できない動きを補完するのがムービーや一枚絵の役目だと思うんですが……。
なお、エールの胃から出た異物をチェックすると、薬のカプセルが一つ。



続いてショーステージへ行くと、育也から或る恐ろしい情報を知らされる。

育也「シャチ用プールとここは、隣り合わせになってるんで……
   担架にシャチや荷物を乗せて、シャチ用プールに運べるんだ」

……いやまさか、まさか、あくまでも非常用かつ緊急用だろう……、
と、この時は半ば無理矢理に自分を納得させてた。1周目当時。



それから。この時の、成歩堂所長の言動にも色々と違和感。
成歩堂「海賊ショーにも登場していた巨大なガレオン船だ」

【注】
16世紀半ば〜18世紀ごろの帆船の一種。
フランシス・ドレイクが世界一周に使用したゴールデン・ハインド号などは有名。
(wikipediaより抜粋)


いったい誰から教わったんだ、よりによってきみがこんな単語を。


成歩堂「ぼくはいつか、他人の審理中に法廷の扉をバンッと押し開けたいよ」
いつかも何も、『盗まれた逆転』で既に颯爽とやってるのに。
……まあ、こっちは別にいいけれど。
忘れてるのはこの人の日常だから。


あと、押さえるべきは看板。
描かれたマークの主は容易に想像できる。



以上、一通り調べると、春美がカガク捜査から戻ってくる。
と言いますか、別行動してたのかこの子。



そこに加わる他の人物。
成歩堂「ゆ、ユガミ検事! なぜこんなところに?」
番「ユガミくんがどうしてもと言うので、散歩がてら連れてきたのだよ!」

んー……あの。
何と言うか、異議を唱えるのも、くたびれてきた。
自由な外出許可まで出てたらもうそれ死刑囚じゃないだろ。
何で自分ならではの設定を自分で潰すかなこのキャラは

そんなフリーダム極まりない夕神、成歩堂所長に啖呵を切る。
夕神「”信じる”なんざァ建前で、本当は金が欲しいだけなンだろう?」

んー………………その。ごめん。
読んだ時、吹いちゃいました。1周目当時。
よりによって成歩堂を相手に言うか。


そんな乱入者たちが育也を持っていった後。
話戻って、最早カガク捜査官になってる春美から、ハシゴの指紋について教えてもらう。



見つけたライフルを春美に任せ、二人は事務所へ。
留守番の王泥喜に、見つけた薬の調査を頼む。





さて。この章の最後。
留置所――被告人との面会である。

翔子と心音と、二人して泣いてるのを、成歩堂所長は冷静に眺める。
なお、この場面では「話す」→「つきつける」の順で進めないと会話が不自然になります。
(もう返した後でも「返してあげましょうよ」と言われる)

そして。
カレンダーに続いて、例の薬を渡したら、(私にとって)大問題の台詞が吐かれた。
翔子「じつは、アタシさ。”心臓病”をわずらってんだ



「………………………………あの。ごめん。
よく聞こえなかったんだけど。きみ今、心臓病って言ったのかな。
後、念のため確かめたいんだけど。きみは、トレーナーなんだよね?
………………返答次第では、ぼくの態度も変わってくるよ?」



これくらいの返しを言いたかったよ!



健康管理を何より大事にするべきだろう職種で、仮にもプロが何をのたまっているのか。

翔子「そ、そこまで深刻じゃないんだぜ? 手術すればちゃんと治るらしいしさ」
じゃあ治せよ!
翔子「一昨日、船長にも同じように怒られたよ」
当たり前だよ!

観客の前で、人死にを見せたいのでしょうかこのトレーナーは。
常識的に考えたらコレもう、
館長を逆恨みしてる重要参考人最右翼筆頭第一位じゃありませんか。

何より悲しいのは。
もし成歩堂所長が薬を渡さなかったら、最後まで隠し通すつもりだったろう事。
自らの事情をこうも打ち明けない被告人とは、信頼関係持てませんです少なくとも私は。

それでもせめて、「隠してて言いそびれてごめん」の一つでも言ってくれればいいものを。
翔子は、1年前に死んだ先輩トレーナー・夏風涼海(なつかぜ すずみ)のためと訴えるばかり。
だからってこんな危険なワガママを通されたら、先輩だって迷惑だろう……と思ってたら、
先の展開はこの予想の斜め下を潜っていった。



生物実験室へ、自動的に移動。
具合の悪いらしいライフルを調べると、何やら異物を飲んだ模様。
巣子古森に、涼海やそして医療機器について尋ねると、
サイコ・ロックが発動……するが、これもやっぱり即解除
結局、「裁判5」で手こずるロックは一つも無かった。

ただ、その結果教えてもらった話は、考えさせられる内容だった。
彼は、まだ日本では認可されていない機器によって医療行為をしていたのだ。

巣古森「違反しなければ、救えなかった命もある。
     法律が決まるまでは、海洋生物を見殺しにしろってのか?」
     「オレサマは、自分の信念に従ったまでさ。後悔はしていない」
個人的に、この言葉には胸を打たれた。
やはり法機構の問題は、こうした医療などでこそ語られるに相応しい。
己を滅して他に尽くす姿勢は、好感を持てる。


電話の内容を踏まえたやり取りの後。
成歩堂「荒船水族館には、人には言えないヒミツがあるんじゃないですか?」
するとまたサイコ・ロックが発動。
最大値の5つの表示に期待し、直後に落胆。
またも乱入してきた番刑事によって、巣古森も持って行かれてしまった。
つまり、最後のサイコ・ロックは解かず仕舞いの消化不良





間を置かずに入った王泥喜からの報告――
涼海もプロ意識に問題があったと匂わされたのもまた、
(私は)激しい不安を感じつつ、法廷パートへ進む。






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