『蘇る逆転』実況レポート (探偵パート2回目)

まずは、検事局で起きた事件の調査。

茜の説明を受けてから、ルミノール試薬を使って、現場の血痕を調べる事に。
ただ、ルミノールって本来、暗い所で光るんじゃなかったっけ……?とも、(私は)思いつつ。
とにかく、特別製の眼鏡(=暗視眼鏡?)をかけて、検分開始。

画面に満遍なくタッチする内、1ヶ所の色が、少しずつ変わってくる。
成歩堂(……メガネごしに、青白い光が浮かび上がってきた……!)

さっそく駐車場の上面図に、血痕をメモメモする茜。
そこに、響華が現れる。

響華「……信じられるのは、自分の目。気に入ったよ、アンタ」

そんな風に、少しだけ気安くなった響華が語るのは、
自分が刑事だった頃の事件――SL9号事件について。


2年前当時。
多田敷は、SL9号事件の責任者にして刑事部長だった。
響華と罪門もまた、同じ事件を追う同志だった。
(この時の回想シーンにて、罪門とよく似たもう一人の姿も見える)

SL9号事件の犯人は、最終的に確保され、処刑された。
ただし、「作られた証拠品」によって。
つまり、決定的証拠の無いままで。
響華ら警察側からの証拠は、「なかったコト」にされて。

それどころか彼らは、SL9号事件の「解決」を境に、それぞれ人事整理を受けた。
響華は解雇され、罪門は署内保安課の巡査に降格された。


久方ぶりに蘇る。「解決」したはずのSL9号事件が。
『逆転裁判』の物語と共に。

否。そもそもSL9号事件は、まだ終わっていない。
今も響華たちは、独自にSL9号事件を追い続けているのだから。


成歩堂たちの決意にほだされ、自分の持つ弁当を一つ差し出す響華。
響華「エサにつられて、協力してくれるオトコがいるだろうさ……」
というわけで。弁当を罪門に届ける事に。

……でも「特別法廷」を思い出すと、別のあの人にも渡したい気も何となく。
食べられちゃったものね、茜に。



次に、警察局で起きた事件の調査。
勿論そのついでに、警察署の刑事課へ小まめに寄る事も忘れずに。
なお、この章では、留置所に行っても巴には会えない。


警察局の証拠保管室前にある警備室。
見ると、ここが罪門のテリトリーだという事が一目で分かる。
取りあえず気になる物は、部屋中に散らばっている酒瓶

では先に進もうと、ドアを開けようとするものの。開かない事もまた当然で。
エントランスまで、一旦撤退。



するとそのエントランスにて、弁当の匂いにつられた客が一人。
糸鋸「ステーキ弁当ひとつ、くださ……アレ。アンタたち」
けれど、成歩堂たちの弁当が売り物でなく届け物と知るや否や、
証拠保管室へ走って行くイトノコ刑事。



警察局での事件の「犯人」とやらに会うべく、留置所へ。

キイイィィ……ィィイイ……ンン!

入った途端、やたらうるさい拡声器のハウリングと共に出迎えたのは、あの原灰巡査。
見ると、どうも左手に包帯を巻いている。

パニックパニック状態の原灰から聞き出せた話を以下に。

警備担当者(=罪門)のいない保管室に、不審者――多田敷を見かけて。
よって職質し、ID提示を求めたら。いきなりナイフを向けられて。その結果、気絶して。
再び気がついた時には、多田敷は現場から消えていた、という次第。

ともあれ、こちらの事件の謎を解くキーは、防犯カメラの録画映像。



再び、警察署に戻る。
すると、あのインターネット課長の所に、厳徒が。

厳徒の豪快さは相変わらずで、その課長の事も「カチョーちゃん」呼ばわり。
御剣の今後の”処分”さえ、笑顔のままで話してくる。

警察局の事件を調べるため、捜査の許可を願い出る成歩堂。
厳徒「……ぜんぜんモンダイないよ。好きに調べてくれていいから」
と、答える時にも、厳徒の顔には笑みが浮かぶ。

この一連の会話の傍ら、課長から多田敷の遺した書類の書き損じをGet。



厳徒から渡された、来客用IDカードを持って。もう一度、証拠保管室へ。
ドアを調べてみると、端末の電源が切れている事が分かる。

そんな所に、現れた罪門。
腹が減っている彼に、さっそく差し入れを渡す成歩堂。

響華のステーキ弁当に機嫌を直し、食べながら喋る罪門。
警備室担当者である罪門には、事件当時のアリバイは無いと言う。


そうやって罪門が仕事をサボり気味である事情は、やはりSL9号事件。
罪門「あの事件は、2年前。今度こそ、完全に死んじまった」
と、ここで、事件の「申し送り」についての詳しい説明がなされる。

「解決した事件」の証拠品は、再捜査用として、ひとまず証拠保管室に保管される。
そして、2年間保管した後、警視庁の地下倉庫に永久に保管される……との事。

このように警視庁が存在している以上、この『逆転裁判』世界の舞台は、
首都ではない――首都に近い位置にある――どこかの地方都市である、はず。


なお、罪門が把握している警備システムは、防犯カメラと、ID入室記録の二つ。
リストを確認すると、確かに多田敷のIDが有る。

差し当たって気になるのは、午後4:50と午後5:14の2回入室している「4989596」と、
一番最初に入っている「7777777」



というわけで。証拠保管室の第3号庫へ。
イトノコ刑事と会う。
どうやら彼は、こちら警察局の事件についても、捜査を外されている様子。

その代わりに、他の情報を教えてもらう。
例えば、この証拠保管室には、刑事ごとに専用の保管庫がある事。
なお、そのドアのロックは指紋認識。ロックが解除されているとランプが点くそうな。


続いて、SL9号事件についての事。
2年前に解決した、凶悪な連続殺人事件にして、
御剣が検事としての実力を世間に見せつけた最初の事件。
そして、御剣に疑惑がかかり始めたきっかけの事件だというが。



ちょっと待て。



というのも、確か成歩堂は20歳・大学2年の夏の時点で、御剣と接触しようとしていたはず。
(『思い出の逆転』参照)

つまり、SL9号事件より前にあった『始まりの逆転』は、
世間に注目されるより前の出来事だったという計算になる。

って、そんな事ないと思うんですけどね。色んな意味で。


後それから、ID記録も見せてみる。
すると何と、そのリストの中には、御剣のIDが。



会話はこの辺にして、現場の調査を。

この時、よく調べてみると、『逆転、そしてサヨナラ』の時の釣竿と金属探知機や、
そして第2作で活躍する電波探知機が押しこめられているのが分かる。

また、部屋の隅には、イトノコ刑事が「タイホくん」を作った時のペンキとノコギリも。
因みに「タイホくん」は事件当日、式典終了後は一旦、
(エントランスでない)ドコかに動かされていたらしい。


色々確かめた後、いよいよ本命の場所へ。
SL9号事件の証拠品が散らばっている辺りの床。
そこに有った物は、薄いゴム手袋と、そして大きく割れている、何かのカケラ。

重要そうなので、かつてのどこかの壷のように修繕してみる事に。
「検分モード」で組み立てる。
自分としては、形より色で見た方が組みやすい。

その結果、出来上がった物は。奇妙なのような物体。どちらが上か分からないような代物。
しかも、どうもカケラが一つ足りない様子。


それから、忘れちゃいけないルミノール試薬。
結果、血痕があったのは以下の3ヶ所。

1.SL9号事件の証拠品が散らばっている床。
2.イトノコ刑事のロッカードア。(手形)
3.布がはみ出ているロッカードア。(拭き取られた手形)


もうすぐ査問会が終わるはずだと、御剣を心配しまくるイトノコ刑事に、成歩堂が心の中で一言。
成歩堂(アツ苦しい信頼を寄せられる立場も、キノドクなもんだな)
…………人間、他人の事はよく分かる物です。



イトノコ刑事を追う形で、御剣の執務室へ。
中に入ると、『逆転姉妹』の時のボーイ(?)と会う。
どうやら御剣が、紅茶を届けさせたらしい。

その部屋で、独りたたずんでいる御剣。
深く落ち込み、儚さ5割増の状態。

話を訊くと、査問会では何とか”お許し”を貰えた模様。
が、自らの「黒い疑惑」が一段と強まった事は間違いなく。

また、嫌な事は重なるもので。
担当検事の役目は続くものの、捜査については全て、厳徒の指揮下で行われる事に決まった。
つまり、御剣も捜査から外されたという事になる。

御剣「私は、信じる道を歩んできた。恥じるコトなどない!」
と苦悩する御剣だが。

彼はまだ、気づいていないのだ。
自分が、”事実上”、疑惑と思われても仕方ない行為を重ねてきている事を。
『始まりの逆転』でも被告人を(結果的に)死なせたし。
『逆転姉妹』でも「証言の操作」とか散々してきている。
実際には、やっていないとしても。口さがないのが世の中なのだ。


気持ちを切り替えて、証拠保管室に入った理由を問うてみる。
御剣「ただ……たのまれただけだ。厳徒局長に」
と、示された物は、何の変哲もないドライバー(ネジ回し)。
御剣「半年前に解決した事件の証拠品だ。
   検事局のオフィスで保管しておいてほしい、と言われた」

   「さすがに、今回の事件とは関係ないからね」



んな事ない。絶対ない。



今回の事件とは、絶対に何らかの形で関係しているはず。今までだってそうだった。


続いて、SL9号事件について。
成歩堂「この事件のせいで……”黒いギワク”に包まれた、とか」
と、「黒い疑惑」についても躊躇いなく訊く成歩堂。

それで分かった事は。
SL9号事件の捜査責任者は、当時は警察局副長だった――厳徒だったという事。


以上の会話を済ませると、最後に御剣が、アルミ粉をくれる。

さっそく使ってみようと、すぐに次の場所へ走った1周目当時。
が、実はこの部屋、新たな小ネタが幾つか。

例えば、床に血痕があったりとか。
また、ソファにあるトロフィーも要チェック。
昔の御剣の、スーパー小学生ぶりが分かります。



かくて。やって来ました証拠保管室。

指紋を検出するため。タッチ画面に粉を叩いて、実際に息をかける。
正直な話、この操作は、人前じゃ出来ない。恥ずかしくて。
というか、実際の検出では綿毛を使うわけですが。
というか、今時は違う検出法も幾つもあるようですが。


まずは、イトノコ刑事のロッカードアの手形をチェック。
試しに親指を選んで、検出開始。

ところで。実は私、某ニンテン犬を”飼って”おりまして。
マイクの扱いならば慣れております。
遊び道具のシャボン玉を膨らませる時など、それはもう。

よって、意気揚々と息をかけ続けていたら…………。



酸素が欲しくなりました。  (本当に実話)



力強く吹くのでなく、「ふはぁぁっ」と優しく吹くのがコツだと知る。
あと、自分としては、アルミ粉は多すぎるくらい乗せた方が吉。その方が早く検出できる。
(追記。後の作品でも触れていますが、「マイクに息をかける」でなく
「マイク部分を軽く叩く」でも、同じように粉が飛びます。お試しあれ)



で。結局、現れたのは。
指紋ではなく……手袋痕



今までの苦労は何だったんだ……?



が。めげている暇は無い。
次こそ本当の検出なのだ。

今度は見事にクリアな指紋を検出。
誰の指紋なのか照合してみる。
法廷記録を見ると、人物ファイルに指紋欄が出来ている事に驚き。
表示されてる8人全員、確かに違うパターンだし。



と、ここまでの流れは、言わばウォーミングアップ
ルミノール試薬で見つけていた手形の、しかし血の付いていない部分を検出。
全体的に拭かれなかった事には喜ぶべきか。



そんな長い苦労の末に手に入れた、血塗れた指紋の主。

この人物こそが……事件の真犯人……??






戻る  次へ

他の事件を読む


HOME


inserted by FC2 system